西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。
スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、
草を刈っています。
そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、
森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。
2018年3月 理事長 中尾利子
▶ 4月 6日(土)9:00~12:00(定例活動) スギ林の林床整理(雨天時は4月8日)
▶ 4月13日(土)10:00~12:00 春のイベント「創造の森散策とカートンドッグ作り」
▶ 4月14日(日)9:30~13:00 森のムッレ自然教室体験会
▶ 4月18日(木)9:00~12:00(三木会) ガンピ植栽地の手入れ(雨天中止)
▶ 4月27日(土)9:00~12:00(定例活動) スギ林の林床整理(雨天時は4月29日)
▶ 5月11日(土)9:00~12:00(定例活動) ドンジリ通りのオオキンケイギク抜き取り(雨天時は5月13日)
▶ 5月25日(土)9:00~12:00(定例活動) スギ林の林床整理(雨天時は5月27日)
・育成会の活動に興味のある方にご参加いただける様に、活動を公開しています。
・予定は急な変更もありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。
・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。
・(三木会)とは「さんもくかい」と読み、毎月第3木曜日に実施する活動で、森の生き物リストの作成や植生調査を行いますが、
整備活動を補う内容も実施しています。
森のコバノミツバツツジが華やかな4月13日の土曜日、恒例の春のイベントとして「創造の森散策とカートンドッグ作り」を実施し10家族30人が参加されました。
今回は、「ナシオン創造の森には妖精が住み、森を大切にしてくれる人々に宝物をプレゼントしてくれます。でも妖精に会うためには展望台とスギ林で森人に出会って、ヒントを手に入れなければなりません」というテーマを設けた散策でした。
今日の冬の自然体験学習で四季を通しての体験学習を終えました。
寒い冬に生き物はどうして過ごしているのか、土の中、朽木、樹皮の中を探しました。ミミズ、オオゴキブリ、キマワリ、ツヤアオカメムシ、エサキモンキカメムシ、ムカデ、ヤマオオアリ、ゴミムシダマシ科の幼虫など、観察した後はその場で放しました。
講師をお迎えして年に一度のチェーンソー講習会をしました。
枯れ松を伐倒、処理し、伐倒する前の注意事項、正しくチェーンソーを扱っているか等を再確認し、改めるべきことは直し、これからの活動に注意喚起していきます。
この講習はチェーンソーを扱う者だけでなく、傍で活動している者にとっても必要で、充実した講習でした。
皆が一つになって安全に活動できるよう努めていきましょう。
大阪からボーイスカウトの子どもたちがナシオン創造の森へ里山整備体験にきました。
子ども達7名と指導者保護者5名で、小学生はヒサカキなどの小木、高校生は直径10㎝位のソヨゴを伐採しました。普段の都会での生活環境とは異なった森の中で、和紙原料のガンピの皮むき、タラヨウの葉っぱへの文字書きなど貴重な体験も楽しんでくれました。
そして最後は、お祭り広場で段ボールとアルミ箔で簡易ピザ窯を作り、おいしいピザを堪能しました。
育成会がやきいも大会を始めたのは2008年12月20日からで、今年で15回目になります。
今日のやきいも大会にご参加いただいた皆様に2010年からと申し上げましたが間違いでした。この場をお借りして訂正いたします。申し訳ございません。
木々も色付き落ち葉が沢山落ちてやきいも日和の中、11組25名の方に焼き芋と豚汁ができるまでの間、用意したプログラムの中から各自希望の所へご参加いただきました。
環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。
西宮市のHPでも紹介されています。
育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。
これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けつがれるよう頑張って参りたいと思っています。