落ち葉で埋め尽くされた
創造の森に、
11名(0歳〜9歳)の元気なこどもたちと5名の保護者、スタッフ6名が参加してくれました。
今回のテーマは、
『木を抱いてみよう』
クリスマスツリーの材料を集めながら、展望台経由北通りを通って草地までお散歩しました。
落ち葉色に変身した冬眠前のカエル、キツツキの跡、すすきのほうき、色んな色の葉っぱや木の実に冬いちご
創造の森の中で一番大きい
キリの木をこども6人が手を繋いでぎゅっと抱っこ。
温かいかな。冷たいかな。
どんな模様かな。どんな匂いかな。後で測ってみたら、周囲270cmでした。
草地では目を瞑って、温かさ冷たさを感じました。
温かいのは太陽のおかげ。
冷たいのが好きな子もいました。
お祭り広場に戻って、みんなで集めた緑→黄色→赤→茶色の4色彩の葉っぱを使ってクリスマスリース🎄色相環の学びに繋げます。
お待ちかねの本日のケーキは
ファンダンショコラ🍫
小松菜ケーキ🥬
みんな大好きチョコレート🍫
あっというまになくなりました。
その他にも
落ち葉のベッドからのダイブ
枝を三角組み立て、毛糸を巻き巻きクリスマスツリーづくり
ムッレさんからのプレゼント
寒い冬も緩やかな陽射しの元
ほっこりと温かい良い時間が過ごせました。
次は春の足音が聞こえる3月です。
風がなく陽ざしが森に入り、自然体験学習としてはもってこいの晩秋の半日でした。秋の学習は落ち葉を拾い画用紙に貼り付け色鮮やかな「秋色パレット」を作ることです。
グループごとにヒノキ林に行き落ち葉を集めました。また名塩和紙の原料であるガンピの説明を聞いたりしてヒノキ林から杉林へ、そして展望台へと散策し途中でフユイチゴの実も観察しました。展望台では小学校に向かってヤッホーと大合唱となりました。
お祭り広場に戻り各自「秋色パレット」を作ります。画用紙の上に拾い集めた葉っぱを思い思い個性豊かに貼り付けていきました。赤色、茶色、緑色などの落ち葉を貼り付けた画用紙を全員で持ち上げたら、それはそれは周りの紅葉に負けない「秋色パレット」が現れました。
その後、春から夏へ、そして秋への葉っぱの色の変化や、葉がなぜ落ちるかなど育成会会員のお話を聞きました。「秋色パレット」の創作から森への好奇心がもっと高まってくれたら私は嬉しいです。
11月10日、雨予報にも関わらず晴天となったこの日、JIA日本建築家協会近畿支部、建築倶楽の方々が創造の森で『もりあそび』というイベントを開催されました。
小学生の参加は5名、大学生、保護者、建築家の皆さまと合わせて16名が、創造の森にある材料、伐採した木や草をロープなどで組み立て『自分の居場所』を作りました。建築家の方々のアドバイスや発想を教えていただきながら・・・と思いきや、子供達の創造力はそれを超えるものがありました。大人の常識の中では思い付かない発想にびっくり!
試行錯誤した小さな小屋は、座ると頭が上に突き抜けるほど低い天井で、開いた穴から景色を眺めることができます。また、広い居場所を作った子供たちは、周りの枝木の壁で個室空間を作り、落ち着く居場所に変化させます。見晴し台のような居場所では、ぶら下がったヘルメットが二つ。それはココナッツの実なのだそうです。
森で自由に遊ぶ、今では理想郷のような自然の中の遊びは、現代の子供達には失われたものではなく、太古の昔から受け継がれた感覚だと確信しました。そして、言うまでもなく大人の私たちが楽しめる遊びでした。
終わってから居場所を解体し、集めた枝木や葉っぱはまた森の中へと返され静寂が戻りました。
創造の森の一番高い場所にガンピ植栽地があり、2017年に種から育てた苗を植えはじめ、種から育ったガンピ480本が植えられています。
今はもう新しく苗を植えることはしていませんが、春と秋に手入れをしています。樹皮を痛めないようにトゲやツル植物を取り除いたり、陽当たりを悪くしているコシダや常緑樹を刈り取りました。常緑樹の萌芽の勢いが強く、今日の活動は思ったより時間が掛かりました。それでも、一昨年に伐ったところから萌芽が見られ次のガンピも育っているのを見つけると嬉しくなります。
ここにはガンピと一緒にミヤマガマズミ、カマツカなど山の木々があり、それらと共に昆虫、野鳥なども見られて、手入れをしている人にとっても楽しい所です。
切り口の脇から萌芽している。
黄葉が美しいガンピ。枝先に種も残っています。
ウグイスの巣。
西宮北部の山あいの地に佇む元小学校、現在は船坂里山学校を会場にして恒例の「船坂マルシェ&ふれあい広場」が開かれました。
船坂の採れたて野菜、炭火で焼く焼き芋、手打ちそば、スリランカカレー、ガレットや揚げパンのお店などに交じって、育成会では「丸太切りとお絵かき」のお店を出しました。
創造の森から伐り出したヒノキの丸太を手ノコで切ってもらいます。たいていの子どもは初体験でフーフー言いながら、でも、切り落とせた時にはニッコリ笑顔です。そしてそのプレートに自由にお絵かきをして素敵な作品が完成しました。
100人以上の来店があり、ムッレ自然教室の展示や育成会の活動にも興味を持っていただけたようです。
どのお店もとても盛況で、西宮市の北部にも素敵な自然環境があるのを紹介出来る良い、イベントです。
「東山台サマーフェスティバル2024」が盛大に開催されました。
育成会のお店では「丸太をスライスしたプレートにお絵描き」と「木工作品の販売」をしました。お絵描きは小さい子から中学生まで参加してくれ、個性的な出来ばえに感心です。木工作品も、可愛いととても好評でした。
昨年に増してたくさんの人出があり、育成会のお店にもいろいろな方に立ち寄っていただきました。顔見知りの方でもお祭りでお会いすると話が弾み、親しみを感じられました。お祭りはよいですね。
これで蒸し暑さがなければ言うことないのだけれど。
多くの方々のご協力で、サマフェスを楽しむことができました。
京都大学フィールド科学教育センター【里山の土壌を知る2024市民参加型の全国里山土壌調査】に参加し、創造の森で土壌調査を行いました。
手を入れた伐採区と手を入れていない対照区に調査枠を設定し、土壌の採取、落ち葉採取、樹冠開空度調査、下層植生調査、樹木調査の5種類の調査をしました。
伐採区は6年前に常緑樹の除伐を実施した場所で、陽の光が入って幼樹も多く見られますが、対照区は今まで一度も手を入れたことがない場所です。薄暗く下層植生は、ほぼコシダばかりでした。
このようなことで手を入れた所と入れてない土壌はどうなのか結果が楽しみです。酷暑の中での調査でしたが、7名で協力しながら終えることができました。お昼には冷凍したパイナップルをいただいて、汗びっしょりも一息つきました。美味しかった。
ナシオン創造の森には昆虫を観察する草地があり、ここに行くまでの木が大きくなって枝葉を広げ通りにくくなっていたのを除伐しました。
夏は暑いに決まっているけれど、この暑さにはまいった。
草地のトゲ植物も一部切り取る予定だったけれど、この園路の作業だけで結構時間が掛かって、トゲ植物の切り取りは次回にお預けです。でもすっかり歩き易くなりました。
2学期になれば、地元小学校の3年生がここを通って草地へ行って自然学習をする予定です。
数年前から8月の定例活動はお休みしていますが、今年もお休みします。
皆様もご無理のないようにお過ごしください。
今日の活動は、枯れ松を伐った後の枝葉をみんな汗だくになって片付けました。
利用頻度の多い園路はこれで安心して気持ち良く通ることができます。
足元にはヒメヤブランが咲いていました。