ナシオン創造の森育成会は2012年から3年間「みんなの森づくり活動助成」を受け、林内の大きな倉庫や本格的な図鑑を揃えたり、様々な活動資金にさせていただきました。
そして今は、同じように「みんなの森づくり活動」を行ってきた全国の団体の交流サイト「もりハグ!」に参加しています。
今日はナシオン創造の森で「もりハグ!見学&交流会 in 関西」が行われました。
あいにくの雨でナシオン創造の森の案内はできませんでしたが、塩瀬公民館でとても有意義な交流会となりました。
ナシオン創造の森育成会活動説明、京都、兵庫の7団体のそれぞれの活動紹介、意見交換の後、総勢22名で4班に分かれてワークショップをしました。
困りごと、喜びを感じるとき、夢について発表し合い、時間が足りないくらいでした。
個人的には人手や資金の不足を改善するための現実的な会になっていけばいいなと思いました。
お越しいただいた皆様、「もりハグ!」の運営をして下さっている(公財)都市緑化機構の皆様、良い機会を作っていただきありがとうございました。
ぽぽこども園の元気な子達が遊びにきました。
ナシオン創造の森の入口から入って、山を15分ほど登った所にヒノキ林があります。間伐をして適度に陽の光が入りいろいろな木が育っています。
ここで園児達はメジャーを使って伐った木の長さと自分の背丈を比べたり、樹皮剥がし、虫を探しと、次から次と遊びを見つけていました。
遊んだあとは、使った木切れの後片付けも上手にできました。
今度は、また違った所で遊ぼうね。
曇り天気ですが爽やかな森の朝はラジオ体操から始まりました。
育成会のメンバーからロープワーク、「本結び」・「もやい結び」・「てこ結び」などを教わりました。
中学生もメンバーもゆっくりと教わってもすぐには上手く出来ません。何度も練習をしてなんとか出来るようになりましたが、若い人の方が記憶力はいいので明日も覚えているでしょうね。
ロープワークの実践として「なわばしご」を作製しました。9段ありアベマキの木に取付け、中学生3人他メンバー数人が、歓声の中、ぐらぐらする「なわばしご」を登りました。次に飾り結びを楽しみました。ロープではなく紐で、五本の指を使い「石畳結び」を教わりました。
そして森でお弁当を食べ、ガンピ畑まで散策しました。
午後は安心プラザで、森の木材・ドングリなどを使って工作をしました。トトロ、フクロウ、ドングリでつくる家族など素晴らしい作品が出来上がりました。
最後は、3日間の感想をメンバーも含め発表し合いました。
生徒たちからは、今まで木を伐ることは悪い事と思っていたけれど、木を伐ることの大切さを知ったし、実際伐ったときに光が差し込んでくるのを経験して驚いた。森の中の木の香りが大好きになった。工作がとても楽しかった。という感想でした。
育成会の感想は、ノコの使い方が3人とも上手だった。チームワークが良かったし、根性があって、あきらめない姿勢に感心した。
育成会にとっても楽しい3日間でした。
また、森に遊びに来てくださいね!
真っ青な伐木日和の今日は朝から早速、力作業です。
小学校に置いてあった丸太を、小学校のトライやるの生徒たちとの連携で創造の森に運びました。ひとつ3〜4kgはあるでしょうか。ひとり何往復もして60個余りの丸太を運びました。
そして森の奥へ。今日の目的は伐木です。①まず細いヒサカキはそのままノコギリを横に引いて伐ります。②少し太いソヨゴの木、これは受け口と追い口を作り倒す方式を取りました。③太いヤマモモの木は、上の方にロープをかけ、他の木に回した後、木を伐りながら他のメンバーがタイミングを見計らいロープを引いて倒す方法です。大きな木が、音を立てながらゆっくりと倒れていく様はなかなか壮観です。
お昼、疲れ作業の後の青空を見上げながらのお弁当は、いつもより美味しく感じたのではないでしょうか。
森へ行く道帰る道、鶯の声を聞き、虫を探し、自分たちなりの様々な発見をした経験は、きっと心のどこかに刻まれると信じています。
塩瀬中学校トライやるウィークが本日5月13日より始まりました。
本日はひとりお休みの子がいて3名の参加です。
初日の今日は生憎の雨で、午前中は山に入れず、座学からのスタート。プロジェクターを使い、森の保全活動についての説明や、ナシオン創造の森育成会の成り立ちや活動状況のお話を学生さんたちに聞いてもらいました。
その後、森で伐採された木の枝を使い、キーホルダーやうぐいす笛の作成です。それぞれに鋸をひいてキーホルダーのパーツになる部分を切り落としていきます。使い慣れない鋸に四苦八苦しながらも、とても楽しそうです。笛作りでも、それぞれに違う表情の鳥の顔を見比べたり、笛の音を聴き比べて楽しみました。
午後からは、葉っぱを検索図鑑で調べて種名にたどり付く方法の講座です。勉強はいやだな〜と言いながらも、葉っぱの細部まで一生懸命に観察して、図鑑とニラメッコ。とても真剣に取り組んでくれました。
そうしているうちに雨も上がり、残り時間はそう長くありませんでしたが、創造の森の方へ向かいました。ぐるっと軽く一周森を巡り、明日作業する予定の場所や、杉林、展望台などを見てまわりました。
さてそろそろ帰る時間、森の出口あたりでうぐいす笛を吹くと、本物の鶯がそれに応えるように鳴き返してくれて、みんな大喜び。
明日は晴れそうです。しっかり森の作業、頑張ってくださいね。
5月12日 日曜日、第1回目 ムッレ自然教室を開催しました。
1歳〜10歳の子ども22名
保護者とスタッフの大人22名
4月の体験会の時は桜が咲いていたのに、
森に入ってみると草が伸びていたり、
木の葉っぱが青々としていたり、
前とは何だかちょっぴり違った雰囲気
入ってみると
可愛い森の動物たちがお出迎え
今日のお空にぴったりの雷の音のする楽器やハンモック、昆虫観察と思い思いに過ごしたところで、
まずはムッレさんとの3つのお約束
①ゴミは持ち帰る
②大きな声は出さない
③植物は根っ子から抜かない
これはゴミ?ゴミじゃない?
みんなで考えてみる
アイスブレイクは『はっぱの大きさ比べ』
隣の子の葉っぱと見比べて大きい順に
ならべた葉っぱの輪
終わった後に、5ミリほどの葉っぱを見つけてたくれた男の子。
今日のメインテーマは、光合成について
『クロロフィルは森のコックさん』
寸劇でわかりやすく伝えます。
森の動物さんたちがお腹を空かせてやって来ました。
美味しい葉っぱを下さいな。
お鍋に水と少しの土と息をふぅーっと吹きかけて、太陽のエレルギーでグツグツ煮たら、美味しい美味しい空気と葉っぱの出来上がり
他にも、森のお弁当箱づくりや
おやつタイムに身体にやさしい小松菜ケーキ
プログラムはありながらも強制ではなく、
自由に、森の中で、それぞれが開放される
そんな1日になりました。
ムッレさんからのプレゼントは草のしっぽ
みんなのしっぽで森をきれいにしてね。
【参加者の方からのご感想より】
大人達に見守られながら、自然の中で、自由に遊び、学びの機会を得ることで、こども達の心身が開放され、イキイキと遊ぶ様子を見られることは、とても良かったです。また、心のこもったしっぽも、親子とも、嬉しかったです。
ご参加ありがとうございました。
連休明けの新緑の創造の森へ、東山台小学校3年生61名が来てくれました。
先生方4名、保護者13名、そして育成会のメンバー8名の総勢86名での今年度第一回目の自然学習は、見事な青空の下行われました。
初めての創造の森なので、まずは探検。どんな所だろう、何かいるのかな?何があるのかな?広いのかな?暗いのかな?怖いのかな?森の奥へと向かう道での会話も弾みます。
『あ、きのこ!』『あ、ムカデ!』『橋がぐらぐらする』『右は崖だから左を歩く』次々と森の謎が解き明かされていきます。
今回は約10名の班に分かれて、それぞれに育成会の会員が付き、珍しいものを説明していきました。触るとかぶれる漆の木、噛むと酸っぱいスノキ、鉄分でオレンジ色に染まった川の流れ、何かの動物の穴、ポイントで育成会員の説明をじっくり聞きます。
探検の途中で育成会中尾理事長より、ガンピのお話がありました。近々名塩和紙学習館へ紙漉きの学習に行く子どもたち、その紙はこのガンピの皮を剥ぎ叩いて柔らかくして作るんだよと話すと『こんな枝からできるの?』と興味津々。和紙学習館でもきっと『ガンピ見たよ〜』と学習に役立ててくれることでしょう。
さて、ぐるりと探検が終わって広場に戻ってから、本日のテーマ『葉っぱの形探し』です。あらかじめ6種類の葉っぱの形を書いた紙を頼りに、その形に合う葉っぱを探します。全種類見つけた子やひとつの形を何種類も見つけた子など様々です。それを班で画用紙に貼りどんな葉っぱがこの広場にあったのかを一目瞭然にわかるよう仕上げました。
その後、育成会の会員から『植物と動物の違い』や『葉っぱの役割』のお話を聞きました。育成会からの質問にたくさんの子どもたちが積極的に手をあげて発言してくれました。そして、落ちた葉っぱはこのまま放っておくとどうなるんだろう、落ちた場所によってどう違うんだろう、そんな疑問に葉っぱの一部を土に埋めて、埋めなかった葉っぱとの違いを来年の冬確かめます。
小学校3年生は『理科』という科目が始まったばかりです。自然の面白さ、不思議をキラキラした目で見て心で感じてくれることを願います。
森のコバノミツバツツジが華やかな4月13日の土曜日、恒例の春のイベントとして「創造の森散策とカートンドッグ作り」を実施し10家族30人が参加されました。
今回は、「ナシオン創造の森には妖精が住み、森を大切にしてくれる人々に宝物をプレゼントしてくれます。でも妖精に会うためには展望台とスギ林で森人に出会って、ヒントを手に入れなければなりません」というテーマを設けた散策でした。
家族ごとにお祭り広場を出発し、長い階段を登って、展望台へ。
そして森人とじゃんけん勝負。見事勝利を掴んだ家族は、次の森人が待つスギ林に向かいました。
スギ林では、樹皮の間のそこここに樹液のしずくをつけている樹齢約50年の大木を見てから、若いスギの太さクイズに挑戦。正解できて森人からもらえた「秘伝書」と「地図」を手に、どの家族も妖精の森へ。差し込む陽光に光る樹液のしずくは、スギ林を世話する森人にとっても珍しい、宝石のようでしたが、どうやらスギの木には周りに伝えたいことがあるようすでした。
「一歩足を踏み入れるとそこは不思議な世界」。
そんな妖精の森で妖精を探すため、秘伝書の教えどおりに、大きな声で秘密の言葉「ホーホケキョ」と声をかけると、「ピロロロ」と声がして森の奥から妖精が。
コシダの飛行機や冠をくれた妖精と遊んだ子どもたちから「妖精はどこに住んでいるの?」「妖精はピロロロしか喋れないの?」そんな質問が飛び交い、子どもたちこそが森の妖精ではないかと感じられる時が流れました。
散策を終えたグループから、お祭り広場に戻って、いよいよカートンドッグ作りです。
カートンドッグとは、炭火やコンロを使わずに、牛乳パックを燃やして作るホットドッグのことです。
持参した思い思いの具材で、手作りさながらで焼き上がりにもバラツキがあったりしましたが新緑の木々に囲まれた中での調理と食事は格別であったと思います。
「散策いただいた区域はこの創造の森の一部でしかなく、見所やご案内できなかったところがまだたくさんあります。これからも機会のある時にぜひ足を運んでこの森の良さを実感していただきたいです。」と理事長の中尾が締めくくりました。
今日の冬の自然体験学習で四季を通しての体験学習を終えました。
寒い冬に生き物はどうして過ごしているのか、土の中、朽木、樹皮の中を探しました。ミミズ、オオゴキブリ、キマワリ、ツヤアオカメムシ、エサキモンキカメムシ、ムカデ、ヤマオオアリ、ゴミムシダマシ科の幼虫など、観察した後はその場で放しました。
最初に児童達が森にやってきたのは5月の新緑の頃、木々は青々とした葉を付け、その中から決められた葉の形を集めました。
9月は昆虫採集。11月は赤、黄、茶色に変わった葉を集めました。
これらの葉はこれからどうなっていくのか児童の一人が腐葉土になっていると答えてくれました。
果たしてそうなっているのか。
5月に児童達が集めた葉の一部をネットに入れて部屋の机の上と森の土の中に入れ、今日はそれを土の中から取り出すと腐葉土になっていました。
机の上の葉は色が変わっただけで形は残っています。
なぜ、このようになったのか、それは皆が土の中から探した虫達がその役割をし、細かく細かく砕かれて森の栄養となって、また5月には青々として葉を付けることを話しました。
私たちの生活でごみ箱が当たり前のようにある中で森の生き物達にはごみ箱は必要ないことを知ってくれたかな?
講師をお迎えして年に一度のチェーンソー講習会をしました。
枯れ松を伐倒、処理し、伐倒する前の注意事項、正しくチェーンソーを扱っているか等を再確認し、改めるべきことは直し、これからの活動に注意喚起していきます。
この講習はチェーンソーを扱う者だけでなく、傍で活動している者にとっても必要で、充実した講習でした。
皆が一つになって安全に活動できるよう努めていきましょう。
大阪からボーイスカウトの子どもたちがナシオン創造の森へ里山整備体験にきました。
子ども達7名と指導者保護者5名で、小学生はヒサカキなどの小木、高校生は直径10㎝位のソヨゴを伐採しました。普段の都会での生活環境とは異なった森の中で、和紙原料のガンピの皮むき、タラヨウの葉っぱへの文字書きなど貴重な体験も楽しんでくれました。
そして最後は、お祭り広場で段ボールとアルミ箔で簡易ピザ窯を作り、おいしいピザを堪能しました。