ガンピ勉強会 9/18(月・祝)

 創造の森の尾根近くの森を整備し、4月に種から育てたガンピの苗を植えました。

 将来は、和紙の原料として使うことを目的に栽培しています。しかし、植えたのはいいが、これでいいのか?

わからないことばかりでした。そこでガンピ栽培を確立された今井三千穂先生に岐阜県からお越しいただき「ガンピ勉強会」をいたしました。

 ガンピのことを学ぶのだから、材料として和紙を漉いていらっしゃる方々にもお越しいただきご意見をお聞きしました。

 

 まずは、今井先生が福井県美浜町菅浜のガンピ栽培をご指導なされているお話しをお聞きしました。

 かつて菅浜のガンピは有名な和紙の原料産地で、再び和紙を栽培していこうとする取り組みでした。この中で栽培についての注意点など詳しく教えていただきました。

 

 この後、育成会からガンピ栽培報告と栽培に至った経緯を説明させていただき、問題点を先生からご指導いただきました。

 

 また、和紙を漉いていらっしゃる方から栽培後についてご意見をいただきました。

 

 

 午後からは、栽培のきっかけとなった植生調査地B区で自然に芽生え成長しているガンピをご覧いただきました。

 

 ガンピは陽性植物であり、陽を入れることで芽生えが見られ、旺盛に生育することが実証されている場として高く評価いただきました。

調査結果から得られたデータはこれからのガンピ栽培に役立てていきます。 

 

 

  

 

 この調査地から尾根に向って10分ほど歩いた所にある、

今回のガンピ勉強会の本題である「ガンピ栽培地」へ行きました。

227本のガンピ全てに番号札をつけています。

樹高約20㎝から70㎝といろいろありますが、平均樹高は約40㎝です。すべて葉の色は良く、元気に育っています。

先生やガンピを漉いておられる方々からはお褒めの言葉をいただき、2014年から始めた栽培に一安心しました。

 

しかし、皆さん方から、これから持続させていくための課題も出され、育成会はそれらをしっかり受け止め、地道に活動を続けて参ります。 

とても充実し、多くのことを学んだ勉強会でした。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。


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東山台小学校3年生自然学習 “夏の昆虫採集” 9/15

 

 台風の影響が心配された9月15日(金)2回目の自然学習 “夏の昆虫採集” が実施されました。

 手に虫取り網と虫かごを持った元気な子どもたちに加えて、30名近いお母さんたちも参加され、にぎやかに創造の森へ出発しました。

 

 創造の森の入口を入ると、春に来た時には一面黄色く咲き乱れていたオオキンケイギクは無く、森の様子も変わっていることを感じてくれたようです。

 

 

おまつり広場からは、一列になって山道を進み杉林を通って、目的の広場へと向かいました。

 

 昆虫採集広場に到着後、採集の注意点を聞いていよいよ自由に虫を探します。

 今年の夏は雨が少なかったため、いつもなら池のような沼地になっている場所が干からびてしまい、水生昆虫は見られません。

 

チョウやトンボも思ったより少なく、カマキリ・バッタ・コオロギが多かったようです。

草むらを飛び交う虫を追いかける子どもたちの元気な歓声が青空に響きわたります。

 どの子もつかまえた虫をそっと持って、おまつり広場に戻りました。

そこには、育成会が準備したテーブルにルーペと図鑑が置かれ、クラス毎につかまえた虫の名前を調べたり、観察したりしました。

バッタだけでも、種類が多くて見分けるのが大変です。

最後は、質問タイムです。「聞きたい事がある人?」の声に、何人もの手が上がりました。

・ バッタは何を食べるんですか?

・ ヤツデの葉っぱは、どうしていつも緑色なんですか?

・ カマキリのエサは何ですか?          

などなど、次から次へと質問が続きました。

 今日採集した虫は、育てられる人だけは持って帰り、それ以外の人は森に返してあげて、学校への帰路に着きました。

 

 次回は、秋の創造の森探検です。その頃には、森の様子もすかっり変わってまた子どもたちを驚かすことでしょう

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東山台サマーフェスティバル2017 8/26

夏休み最後の土曜日に、毎年恒例のサマーフェスティバルが行われました。

 

育成会も、試行錯誤しながらお店を出すのですが

ここ数年は、カレーライスと木工クラフトの販売をしています。

 

しばらく酷暑が続いたのですが、当日朝の雨でかなり過ごしやすくなりました。ほっとしながら朝からカレー材料の買出しと調理、商品の搬入など手分けしてバタバタと走り回りました。

自治会の皆さんも午前中から会場設営に汗を流して準備は着々と進みました。

おなじみの森の動物たちに加え、大きな松ぼっくりを使った飾りや、ふわふわのヒツジ、竹の薬味入れやぐい飲みなど新作も登場です。


今年は、斜行エレベータからガゼボ広場に通じる通路に、お店を出せたので人通りが多く、4時30分の開始と同時に、たくさんのお客さんが来てくれました。

春のトライやるウィークで創造の森に来た中学生たちが部活帰りに立ち寄ってくれたり、森に来たことのある小学生が、真剣な顔でクラフトを選んでいたり、とほほえましい場面もたくさんありました。

育成会の会員も勢ぞろいで、活動の時とは違った顔でおしゃべりも楽しい雰囲気となりました。

大変な一日でしたが、充実した気持ちで終えることができ、皆さんに感謝です。


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育成会の木工クラフト

東山台サマーフェスティバルに木工作のお店を出すのも3年目となりました。

今年も試行錯誤しながら新しい作品をたくさん作っています。

ダイオウショウの大きな松ぼっくりで作った、ステキなツリーや、もふもふのヒツジはかわいいでしょう。

このほかに、竹で作った灯篭や薬味入れなども、まだ制作中です。

そして、当日はもちろんカレーライスも作ります。

どうぞ、サマフェスでは「育成会」のお店ものぞいてくださいね


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三木会 7/20

先月、植生調査地B区で調査したガンピ生育調査の確認作業と、

柿の木坂のウラジロ刈りをしました。

背丈ほどあったウラジロを刈って歩きやすくなり、秋の野草も見ることができます。

 


本来の「三木会」は生き物の観察と調査が主なのですが、こうしてたまに草刈りをします。

普段見られないものを見つけたり、花が咲いているか、柿の木に実が生っているか気にしながら寄り道をしてしまいます。

 

アベマキの樹液に沢山の昆虫が集まる木があったのですが、枯れていました。

「アベマキ喫茶」と名前を付けて親しんだ森の喫茶店も廃業か。と思いきや違う所で開店していました。

 

こうして森を見ながら歩くのはとても楽しく、森の手入れをして楽しませていただいていることに感謝です。

 

もうすぐ「森の喫茶店」には沢山の昆虫が集まり、大入り満員となるでしょう!!

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17区の草刈 7/8

梅雨終盤の蒸し暑い毎日ですが、九州の豪雨被害を思えば、普通に暮らせるのは幸せなことです。

 

今日の定例活動は、17区の草刈です。17区というのは「堂原通り」の上と下に広がる急斜面です。

目標林は「アカマツ林」なので、アカマツ以外の常緑樹、落葉樹の中ではアカメカシワやヌルデ、そしてススキやアレチヌスビトハギなどを鎌で刈り取りました。

古いマツは、ほとんどマツ枯れで消滅してしまったのですが、今は実生がたくさん生えてきています。

うまく育ってくれると良いのですが。

本日の参加者は6名。3時間ほどでずいぶんきれいになりました。

みんな、いい汗かいたので、帰宅後のシャワーが気持ちよかったことでしょう。

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