仕事納め

2週間前のヤキイモ大会の時には残っていた落葉樹の葉もすっかりなくなり、

創造の森は静かな冬山に姿を変えていました。

今日はクリスマスイブではありますが、第4土曜日、定例活動の日です。

7名の会員が活動に参加しました。

第7区で常緑樹の除伐を行いました。

過去に手を入れていない区画なので、ヒサカキ、ソヨゴなどが密集し。そのすき間にコバノミツバツツジがヒョロヒョロと背を伸ばしていたり、危険な枯れ松や倒木も多数あります。

2時間ほどではありますが、丁寧に作業を進めると気持ちの良い森がまた広がりました。

年度末までは、この作業が続きます。

帰りには、お鏡用のきれいなウラジロも収穫できました。

一年間、楽しく活動を続けられたことを森に感謝しながら帰路につきました。

みなさま、良い年をお迎えください。

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ヤキイモ大会 12/10(土)

育成会のイベントは、森の中で半日過ごすので、お天気が気がかりです。特に寒い時期のヤキイモ大会は雨はもちろん、寒さや風のあるなしなど、とても心配なのです。

でも当日は、少々風はあるものの穏やかな晴天に恵まれました。

棚田のシンボルツリーのイロハモミジの紅葉も十分残っています。

朝8時ごろから荷物を持ち込んで会場準備に取りかかりました。

今回は大勢の申し込みをいただいたのですが、数少ない育成会会員で安全を配慮できる人数、ということで、抽選で42人の方を選ばせていただきました。

参加できなかった方々、ゴメンナサイ。

 

9時30分にスタートです。

みんなでヤキイモ用の落ち葉を集めた後で、「伐採体験」「クラフト作り」「森の探索」の3つのグループに分かれて森の活動を体験していただきます。

 

「伐採体験グループ」は大勢の参加を期待していたのですが、残念ながら4人だけでした。しかし伐採に興味がある人たちで、4人とも鋸の使い方など十分で、樹高約18mの中径木を2本伐りました。

軽い「かかり木」ありましたが、概ね狙った方向に倒すことができました。「ド~ン」と樹が倒れる時の快感はたまらないものでした。

皆さん伐採の「醍醐味」と「貴重な体験」をわずかな時間でしたが堪能されたと思います

 「クラフト作り」は創造の森でも

ひときわ目を引く美しい紅葉の下で行いました。

クリスマス前ということで、クリスマスリースと松ぼっくりのツリーを作ってもらいました。

小さなお子さんから年配の方まで

30名弱が参加されました。

育成会で用意した蔓を編んだリースや、丸太の上に松かさを立てて作ったクリスマスツリーに、それぞれが好きな飾りをつけていきます。楽しそうな子ども達の声の中、お母さん方の作ったリースの中には、お店で売り物になる位素敵な作品もたくさんありました。

子ども達の発想力はすばらしく、夢のある力作ばかりです。自然の中で木々のぬくもりを

感じながら12月の創造の森を楽しんでいただけたのではないでしょうか?


「森の探索グループ」は、音に注目しながら森を探索し

ヒノキ林ではアイマスクをして張られたロープをたどりました。

足元に気を付けながらも耳からの音を聞き漏らさないように進みます。アイマスクをはずしたときには真っ暗な迷路を抜けてきたような不思議さがありました。

 

次は木の音が聞こえるか聴診器で挑戦です。音が聞こえたグループ、残念ながら聞こえなかったグループ。幹から聞こえる音の多くは葉っぱが風で擦れ合う音などと思われます。

森全体の姿やガンピの特性などの解説を交えながらのミニハイキングが出来ました。

参加者の方々が森の活動をしている間に、お祭り広場ではヤキイモと豚汁作りに精を出しています。

間伐材の薪と落ち葉に火をつけて、よく燃やした後、熾火(おきび)ができたらおイモを投入しますが、完成のタイミングや焼け具合やら、結構むずかしい作業です。今回ヤキイモ担当デビューしたNさんが張り切ってチャレンジしてくれました。

豚汁作りもベテランのNさんと初めてのSさんが協力して担当してくれました。

ヤキイモも参加者が持参してくれたいろんな種類の野菜が入った豚汁もとてもおいしく完成しました。


自然の中で、大勢でいただく食事は本当においしいものです。

いつもの、ちょっと難しい「森のクイズ」にも答えていただき、「森の博士」が5人誕生しました

地域の皆様と一緒に森を楽しむことができ、育成会一同うれしく思っています。

どうぞ、またいらしてくださいね。

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東山台小3年生自然学習 第3回 秋 11/24

テーマ:葉にはどんな形があるのかな?

 

 前日からの寒波が心配された11月24日でしたが、森が子ども達を待っているかのような穏やかな朝となりました。

 お父さんを含め32名の保護者と一緒に元気に出発です。

 創造の森入口からの道も3回目なので、回りを見渡す余裕があるのか、秋色に染まった森に季節の変化を感じてくれたようでした。

 

 ヒノキ林までの道は枯葉で敷きつめられ、ふかふかした道の所々にイノシシの掘った跡が見られました。

 ヒノキ林に到着すると、先生から各班に葉っぱの見本シートが配られ、今日のテーマの葉っぱ集めです。丸い形や縁がギザギザした形など6種類のイラストと似た葉っぱを探します。

 

 すぐに見つかる形の葉はいいのですが、見つけるのに苦労している班には育成会の会員のみなさんが少しお手伝いしました。

6種類の形の葉っぱが見つかった頃、お楽しみの“おにぎりタイム”の時間です。

好きな場所にシートを敷いて、お母さんににぎってもらったおにぎりをほおばります。

寒さも和らぎ、暖かい陽射しに包まれてとても気持ちのいい時間でした。

 その後、おまつり広場に戻って各クラス毎に集めた葉っぱを画用紙に分類して貼り付けました。それぞれにとても個性的なシートの完成です。

そして最後に子ども達からの質問タイムの時間です。

  「質問のある人!」の声に元気に手があがります。

 

・  クリの殻のイガはあるけど、中身が無いのはどうしてですか?

・  創造の森には何種類くらいの木がありますか?

・  どんな動物がいますか?          等々

  これらの質問にていねいに答えてもらいました。

 

 あっという間に学校へ戻る時間です。

 創造の森探検もあと1回、次は“冬の生き物探し”です。一年間の自然界の変化を、肌で感じてもらえたらと思っています。

 

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ひょうご森のまつり2016  11/6

11月6日(日)は兵庫県主催の「森のまつり」でした。

兵庫県の森に親しみ森の大切さを知り森を大切にする意識を県民に浸透させようと県が主催するまつりです。

 

今年は淡路島・洲本市の「三熊山」の洲本周辺の公園(瀬戸内海国立公園)で開かれました。

 

県に協力して来場者や「緑の少年団」などに「適切な樹木伐採の経験」をしてもらうことと、山で採れた「木の実」などでつくる「木工作」」を展示、制作指導をしました。

筆者は「伐採」の指導をしました。

ナシオン創造の森とは全く違う「植生」で、主に株立ちした「ウバメガシ」が多く、「ソヨゴ」はパラパラとある程度でした。

 


午前と午後で合計34人の4~6年生の小学生を相手に大声を出して奮闘した次第です。

どこまで伐採の意味が理解してもらえたか分かりません。でも実際に「鋸」「剪定ハサミ」で樹を伐り、枝をはらい整理する作業の経験はめったにないだけに不器用ながら、わいわい言いながら一生懸命でした。

こういう体験が続けばまずは最初の「森に親しむ」目標達成の端緒になるでしょう。

 

次に「木工作」は専門の人がそれこそドングリから始まって、珍しい木の実、大きな松カサ、キリの実などなどこんな風に利用できるんだと感心することしきりでした。

 

写真にもありますが私どもももっと色んな材料を揃えること、違った作品を考えることなど大いに勉強になりました

12時ごろ井戸知事が我々の伐採場所を訪れ、実際に樹を伐ったり、作業者と話をしたりをしました。案外話しやすい知事でした。


 

そんなわけで結構忙しく、筆者は他の展示や、食べ物販売ブースなどは全く見ることが出来ず硬いブログになってしまいました。

 

15:30頃散開して帰路につきました。因みに名塩からはおおよそ100km 時間で約90分かかりました。 (完)

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地味~な仕事のはなし

 

秋の訪れが毎年遅くなるような感じがします。ナシオン創造の森の落葉樹もまだまだナラ枯れの樹を除いて緑いっぱいです。

 

今日はナシオン創造の森で地味~な仕事をしました。その紹介方々、独り言にお付き合いください。

<その1> 階段の修理

今日は、朝方は15℃ぐらいで気持ちの良い朝でしたので、ナシオン創造の森内の、園路の階段修理に出かけました。3年ぐらい経つと階段の横木が土や落ち葉に埋もって腐ってしまいます。多分皆さんはほとんど気にも留めないでしょうが、これらの新設や修理は結構大変な仕事で、

もはや「土木工事」です。

適当な太さの横木をかつて伐採した積木のなかから探し、山の上の方から運ぶのが一仕事です。

次に傷んだ横木を掘り返し、新しい丸太の横木に替えるのですが、曲がっていたり、長い枝などがついているとこれらを処理した後、向きを調整したり、裏返したりあれこれ考えて幅などを決めます。

 

さらに、横木を止める左右の杭を作るのも、打ち込むのも大変です。

「かけや」(大きい木槌)で今日は25本ぐらい打ち込んだでしょうか?柔らかい土もあれば、硬い土もあって、腰は痛くなる、手の指は固まってスムースに動かなくなるなど年寄りにはキツイものです。でも、うまく出来たときはひそかに心の中で「ほくそ笑む」のがこの仕事の醍醐味です。

写真は修理後のものですが、どうか園路を歩くときに、こんな地味な仕事、苦労もあるのだと心の中で思い出していただければ仕事した甲斐があります。

<その2>

お祭り広場の「一本丸太の椅子」

これは約7~8年前に杉林から丸太を切りだし皮をむいて設置したものですが、これも結構腐り始めており直す必要があり、今日腐った部分を切除したり、以前伐採して乾燥したスギの丸太を運んで修理しました。

この仕事の大変なところは、重い丸太の移動です。写真のようにどうにか座れるような「丸太椅子」が出来ました。 この結果にも内心「ほくそ笑み」ました。

(拍手!!)

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