西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。
スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、
草を刈っています。
そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、
森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。
2018年3月 理事長 中尾利子
▶12月14日(土)10:30~12:30 冬のイベント「創造の森自由散策とやきいももぐもぐ」
▶12月15日(日) 9:30~13:00 森のムッレ自然教室 第2回「木を抱いてみよう」
▶12月28日(土) 9:00~12:00(定例活動) 園路整備(雨天時は12月30日)
▶ 1月11日(土) 9:00~12:00(定例活動) 園路整備(雨天時は1月13日)
▶ 1月25日(土) 9:00~12:00(定例活動) 園路整備(雨天時は1月27日)
・育成会の活動に興味のある方にご参加いただける様に、活動を公開しています。
・予定は急な変更もありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。
・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。
創造の森自由散策と やきいももぐもぐ
12月14日(土)10:30~12:30
創造の森を自由に散策していただいて
帰りに広場でやきいもをいただく(お持ち帰りも可)
【受付場所】ナシオン創造の森入り口(西宮名塩駅から「東山台桜通り」沿いに徒歩約20分) 「アクセス」のページをご覧ください
【参加人数】40名(応募者多数の場合は抽選)
【参加費 】300円(一人、保険料込)
【雨天対応】朝6:55頃のNHK天気予報にて兵庫県南部午前の降水確率50%以上の場合は中止
【参加者 】年齢制限なし。 小学校6年生以下の方は保護者同伴でご参加ください。
【持ち物 】水筒、タオル
【服 装】長袖、長ズボン、運動靴、帽子
【参加申込】「やきいも申込フォーム」よりお申し込み 下さい。
ご家族単位でお申し込み下さい。
当選者へは12月11日(水)までにメールでお知らせします。
【申込期限】令和6年12月7日(土) 午後10時
【お問合せ】「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください
森のムッレ自然教室 第2回
12月15日(日)9:30~13:00
テーマ:木を抱いてみよう (宝さがしとクリスマスの飾り付けづくり)
秋〜冬の森の中で見つけた宝物で、クリスマスの飾りを作ったり、落ち葉遊びも出来ればと考えています。
ご参加お待ちしています。
【申し込みはこちらから】
https://forms.gle/YfNirfhAyZRFqYg57
風がなく陽ざしが森に入り、自然体験学習としてはもってこいの晩秋の半日でした。秋の学習は落ち葉を拾い画用紙に貼り付け色鮮やかな「秋色パレット」を作ることです。
グループごとにヒノキ林に行き落ち葉を集めました。また名塩和紙の原料であるガンピの説明を聞いたりしてヒノキ林から杉林へ、そして展望台へと散策し途中でフユイチゴの実も観察しました。展望台では小学校に向かってヤッホーと大合唱となりました。
お祭り広場に戻り各自「秋色パレット」を作ります。画用紙の上に拾い集めた葉っぱを思い思い個性豊かに貼り付けていきました。赤色、茶色、緑色などの落ち葉を貼り付けた画用紙を全員で持ち上げたら、それはそれは周りの紅葉に負けない「秋色パレット」が現れました。
その後、春から夏へ、そして秋への葉っぱの色の変化や、葉がなぜ落ちるかなど育成会会員のお話を聞きました。「秋色パレット」の創作から森への好奇心がもっと高まってくれたら私は嬉しいです。
11月10日、雨予報にも関わらず晴天となったこの日、JIA日本建築家協会近畿支部、建築倶楽の方々が創造の森で『もりあそび』というイベントを開催されました。
小学生の参加は5名、大学生、保護者、建築家の皆さまと合わせて16名が、創造の森にある材料、伐採した木や草をロープなどで組み立て『自分の居場所』を作りました。建築家の方々のアドバイスや発想を教えていただきながら・・・と思いきや、子供達の創造力はそれを超えるものがありました。大人の常識の中では思い付かない発想にびっくり!
試行錯誤した小さな小屋は、座ると頭が上に突き抜けるほど低い天井で、開いた穴から景色を眺めることができます。また、広い居場所を作った子供たちは、周りの枝木の壁で個室空間を作り、落ち着く居場所に変化させます。見晴し台のような居場所では、ぶら下がったヘルメットが二つ。それはココナッツの実なのだそうです。
創造の森の一番高い場所にガンピ植栽地があり、2017年に種から育てた苗を植えはじめ、種から育ったガンピ480本が植えられています。
今はもう新しく苗を植えることはしていませんが、春と秋に手入れをしています。樹皮を痛めないようにトゲやツル植物を取り除いたり、陽当たりを悪くしているコシダや常緑樹を刈り取りました。常緑樹の萌芽の勢いが強く、今日の活動は思ったより時間が掛かりました。それでも、一昨年に伐ったところから萌芽が見られ次のガンピも育っているのを見つけると嬉しくなります。
ここにはガンピと一緒にミヤマガマズミ、カマツカなど山の木々があり、それらと共に昆虫、野鳥なども見られて、手入れをしている人にとっても楽しい所です。
西宮北部の山あいの地に佇む元小学校、現在は船坂里山学校を会場にして恒例の「船坂マルシェ&ふれあい広場」が開かれました。
船坂の採れたて野菜、炭火で焼く焼き芋、手打ちそば、スリランカカレー、ガレットや揚げパンのお店などに交じって、育成会では「丸太切りとお絵かき」のお店を出しました。
創造の森から伐り出したヒノキの丸太を手ノコで切ってもらいます。たいていの子どもは初体験でフーフー言いながら、でも、切り落とせた時にはニッコリ笑顔です。そしてそのプレートに自由にお絵かきをして素敵な作品が完成しました。
「東山台サマーフェスティバル2024」が盛大に開催されました。
育成会のお店では「丸太をスライスしたプレートにお絵描き」と「木工作品の販売」をしました。お絵描きは小さい子から中学生まで参加してくれ、個性的な出来ばえに感心です。木工作品も、可愛いととても好評でした。
昨年に増してたくさんの人出があり、育成会のお店にもいろいろな方に立ち寄っていただきました。顔見知りの方でもお祭りでお会いすると話が弾み、親しみを感じられました。お祭りはよいですね。
これで蒸し暑さがなければ言うことないのだけれど。
多くの方々のご協力で、サマフェスを楽しむことができました。
環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。
西宮市のHPでも紹介されています。
育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。
これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けつがれるよう頑張って参りたいと思っています。