西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。
スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、
草を刈っています。
そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、
森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。
2018年3月 理事長 中尾利子
▶ 7月 9日(土)8:00~11:00(定例活動) 9区で常緑樹除伐(雨天時は7月11日)
▶ 7月21日(木)8:00~11:00(三木会) 9区で常緑樹除伐(雨天中止)
▶ 7月23日(土)8:00~11:00(定例活動) 9区で常緑樹除伐(雨天時は7月25日)
▶ 9月10日(土)8:00~11:00(定例活動) ドンジリ通りなどの草刈り(雨天時は9月12日)
▶ 9月13日(木)8:00~11:00(三木会) ガンピ植栽地の手入れ(雨天中止)
▶ 9月24日(土)8:00~11:00(定例活動) 9区で常緑樹除伐(雨天時は9月26日)
・育成会の活動に興味のある方にご参加いただける様に、活動を公開しています。
・予定は急な変更もありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。
・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。
・(三木会)とは「さんもくかい」と読み、毎月第3木曜日に実施する活動で、森の生き物リストの作成や植生調査を行いますが、
定例活動を補う内容も実施しています。
ぽぽこども園の5歳児25人は、水筒を肩にかけて、帽子をかぶり、長袖長ズオン姿で、3人の保育士さんに連れられてヒノキ林まで来てくれました。
「遊ぶとこあるの?」
「カブトムシやクワガタはいるの?」
「カエルは水の中にいるの?」
「ここは、誰のオウチ?」
森の中は?が一杯あって、とても賑やか。
今年度の自然体験学習第1回目が、6月3日(金)実施されました。
爽やかな青空の下、お父さんを含む21名の保護者の方と一緒に学校を出発しました。ほとんどの人が初めての創造の森では、新緑の木々や鳥のさえずりが迎えてくれています。
おまつり広場から出発して、石段を登ったり丸太橋を渡ってヒノキ林に行き、そこで名塩和紙の原料のガンピの樹皮がとても強くて引っ張ってもちぎれないことを体験しました。
その後、スギ林や展望台に行き、途中では大きく育ったウラジロの葉っぱやクリのイガを拾って、うれしそうにおまつり広場に戻りました。
トライやるウィークの2日目です。一昨日とは違う6人の中学生がやって来ました。
今日も男子5名女子1名です。
ほとんどの子がノコギリで木を伐るのは初めてという事で最初は恐る恐るそーっとした動作でしたが、何本か伐ると要領をつかんで力強い動きになり、同時に常緑樹を伐る毎に、地面に光が差し込むことも体験できました。
その次は「受け口」と「追い口」を作る本格的な伐り方を習い、午後からは直径15センチくらいのソヨゴにロープを掛けて、全員で力を合わせて上手く狙った方向に伐倒することができました。
三年振りに塩瀬中学校2年生のトライやるを実施しましたが、例年は5日間あったのが、今年は1日だけになりました。
男子5名、女子1名の生徒が木を伐る体験をしました。
午前中はなぜ木を伐るかの説明を受けて、鋸、剪定バサミ、ヘルメット、手袋を身に着けて実施場所へ移動。木を伐る際の注意点を聞いて細い木から伐り始めました。伐った木は幹、枝、枝葉に分けて片付け、午後からは直径約15㎝の木で受け口を作ってから伐倒しました。
育成会では2012年~2014年の3年間、「花王・みんなの森づくり」活動に参加したことから、このサイト設立に協力させていただきました。
中尾理事長とNPO法人公益のふるさと創り鶴岡(山形県鶴岡市)理事の菊池俊一先生のトークセッションも掲載されています。
今後、全国の仲間が増え、楽しい情報交換ができますように!!
環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。
西宮市のHPでも紹介されています。
育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。
これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けるがれるよう頑張って参りたいと思っています。