西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。
スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、
草を刈っています。
そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、
森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。
2018年3月 理事長 中尾利子
探訪・発見・再発見!創造の森へようこそ
10/28(土)10:00~15:00
「人と自然の博物館」主任研究員・橋本佳延氏の講演
~楽しみながら生物多様性を守るために知っておきたいこと~を聴講した後、「ナシオン創造の森」を歩き、身近にある森をどのように楽しく利用できるか、について考えます。
【日 時】2023年10月28日(土)10:00~15:00(受付は9:30より)
【雨天時】前日の夜に中止の判断をした場合10月29日(日)に延期
【集 合】東山台コミュニティ会館・安心プラザ1階
西宮市東山台4丁目10(西公園内) アクセスのページの下の方をご覧ください
【プログラム】
午前の部
講演会「楽しみながら生物多様性を守るために知っておきたいこと」
講師:橋本佳延氏(兵庫県立 人と自然の博物館 主任研究員)
午後の部
ナシオン創造の森に移動して昼食後フィールドワーク(90分程度林内を歩きます)
安心プラザより徒歩10分
【対 象】中学生以上
【定 員】20名(要申込・先着順)
【参加費】300円(保険料込)
【持ち物】お弁当、飲物、筆記用具
【服 装】長そで、長ズボン、帽子、山歩きに適した靴、手袋
【申込方法】10/2(月)~10/26(木)に下記の申込フォームからお申し込みください
URL:https://forms.gle/1rkyN3qa94rTmA8R8
【問合せ】お問合せページよりお願いします
【主 催】ナシオン創造の森育成会
環境学習都市にしのみや・パートナーシッププログラムとして認定されています。
▶ 9月 9日(土)8:30~11:30(定例活動) ドンジリ通りの草刈り(雨天時は9月11日)
▶ 9月21日(木)8:30~11:30(三木会) ガンピ植栽地手入れ(雨天中止)
▶ 9月23日(土)8:30~11:30(定例活動) ドンジリ通り、展望台草刈り(雨天時は9月25日)
▶10月14日(土)9:00~12:00(定例活動) 9区で常緑樹除伐とウラジロ刈り(雨天時は10月16日)
▶10月19日(木)9:00~12:00(三木会) 18区で常緑樹除伐(雨天中止)
▶10月28日(土)10:00~15:00(雨天時は10月29日(日)続生物多様性講演会とフィールドワーク
・育成会の活動に興味のある方にご参加いただける様に、活動を公開しています。
・予定は急な変更もありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。
・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。
・(三木会)とは「さんもくかい」と読み、毎月第3木曜日に実施する活動で、森の生き物リストの作成や植生調査を行いますが、
整備活動を補う内容も実施しています。
9月というのに30度超えの13日、昆虫採集が実施されました。
手に虫取り網と虫かごを持った元気な子供達と保護者の方もたくさん参加され、賑やかに創造の森へ出発しました。
創造の森の入口を入ると、夏の間に茂った木々の葉っぱが強い日差しを優しく遮ってみんなを迎えてくれました。
水分補給しながら進む森の中の道はいいのですが、昆虫採集をする広場には日陰がないので、残念ながら採集時間を15分に短縮して、その間にさがしてもらいました。
林内の林冠を覆って陽当り悪くしている常緑樹を除伐しました。
今日は、昨年秋の伐採体験会に参加して木を伐るのに興味を持った五歳の子が家族と一緒に参加してくれました。お父さん、お母さんが木を伐る傍でハヤシノウマオイを見つけるとこっちの方が楽しそうでした。それを見ている育成会も楽しかった。
蒸し暑くてみんな汗びっしょりになり、休憩を多くとって作業をしました。ここ数年の夏の暑さはきつくて3年前から8月の森林整備はお休みしています。
8月26日(土)16:00開催の地元の夏祭りマーフェスティバルでは木工クラフト販売、丸太伐り体験をします。
JR西宮名塩駅下車、斜行エレベータ3階降りてすぐの所でしています。
皆さん、ぜひお越しください。
今年度の自然体験学習第1回目を、6月21日に実施しました。
梅雨の中休みの少し曇った天気の中、お父さんを含む20名の保護者の方と一緒に学校を出発しました。
ほとんどの人が初めての創造の森では、新緑の木々の香りや鳥のさえずりがみんなを迎えてくれています。
お祭り広場から、先ずは創造の森探検です。石段や丸太橋を怖そうに渡り、ヒノキ林からスギ林そしてみんなの小学校が見える展望台を通って約40分で戻りました。途中では大きく育ったウラジロの葉っぱやイガグリを見つけて、うれしそうに持って帰る子もいます。
前理事長の【育成会の生物多様性戦略のシナリオとしてガンピを育成し地元伝統産業名塩和紙のロマンを付加する】として始めたガンピ栽培から今年で9年が経ち、5月には育てたガンピから和紙ができました。
2014年10月樹木医の今井三千穂先生からガンピ種子の発芽から育成方法を学び、
11月には種子採集しガンピ栽培活動に取り組み、
2021年まで種子採集~苗の育成~植栽を行い2022年には枯れた所への補植をして一連の作業を終えました。
2023年4月現在は約500本が順調に育っています。
最終日は雨のため午前中は、杉板を電動糸ノコで整形して鍋敷きを作ったり
ドングリを使って可愛いクラフト作りをしました。
見本はあったものの、みんなの創造力を生かして、オリジナルのステキな作品がたくさんできました。午後からはロープを使って本結び、もやい結び、巻き結びなどを習い、最後は石畳という飾り結びもできるようになりました。
そしてトライやるの振り返りです。
木を伐るのも、森の中の自然も楽しかったという言葉が全員から出てきました。
カナヘビなど生き物を見た時、今まで嫌いだったチョウも次第に平気で見れるようになったなど、彼らなりにトライやるで何かしら森の事を知るきっかけになりました。
環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。
西宮市のHPでも紹介されています。
育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。
これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けつがれるよう頑張って参りたいと思っています。