ヤキイモ大会 12/10(土)

育成会のイベントは、森の中で半日過ごすので、お天気が気がかりです。特に寒い時期のヤキイモ大会は雨はもちろん、寒さや風のあるなしなど、とても心配なのです。

でも当日は、少々風はあるものの穏やかな晴天に恵まれました。

棚田のシンボルツリーのイロハモミジの紅葉も十分残っています。

朝8時ごろから荷物を持ち込んで会場準備に取りかかりました。

今回は大勢の申し込みをいただいたのですが、数少ない育成会会員で安全を配慮できる人数、ということで、抽選で42人の方を選ばせていただきました。

参加できなかった方々、ゴメンナサイ。

 

9時30分にスタートです。

みんなでヤキイモ用の落ち葉を集めた後で、「伐採体験」「クラフト作り」「森の探索」の3つのグループに分かれて森の活動を体験していただきます。

 

「伐採体験グループ」は大勢の参加を期待していたのですが、残念ながら4人だけでした。しかし伐採に興味がある人たちで、4人とも鋸の使い方など十分で、樹高約18mの中径木を2本伐りました。

軽い「かかり木」ありましたが、概ね狙った方向に倒すことができました。「ド~ン」と樹が倒れる時の快感はたまらないものでした。

皆さん伐採の「醍醐味」と「貴重な体験」をわずかな時間でしたが堪能されたと思います

 「クラフト作り」は創造の森でも

ひときわ目を引く美しい紅葉の下で行いました。

クリスマス前ということで、クリスマスリースと松ぼっくりのツリーを作ってもらいました。

小さなお子さんから年配の方まで

30名弱が参加されました。

育成会で用意した蔓を編んだリースや、丸太の上に松かさを立てて作ったクリスマスツリーに、それぞれが好きな飾りをつけていきます。楽しそうな子ども達の声の中、お母さん方の作ったリースの中には、お店で売り物になる位素敵な作品もたくさんありました。

子ども達の発想力はすばらしく、夢のある力作ばかりです。自然の中で木々のぬくもりを

感じながら12月の創造の森を楽しんでいただけたのではないでしょうか?


「森の探索グループ」は、音に注目しながら森を探索し

ヒノキ林ではアイマスクをして張られたロープをたどりました。

足元に気を付けながらも耳からの音を聞き漏らさないように進みます。アイマスクをはずしたときには真っ暗な迷路を抜けてきたような不思議さがありました。

 

次は木の音が聞こえるか聴診器で挑戦です。音が聞こえたグループ、残念ながら聞こえなかったグループ。幹から聞こえる音の多くは葉っぱが風で擦れ合う音などと思われます。

森全体の姿やガンピの特性などの解説を交えながらのミニハイキングが出来ました。

参加者の方々が森の活動をしている間に、お祭り広場ではヤキイモと豚汁作りに精を出しています。

間伐材の薪と落ち葉に火をつけて、よく燃やした後、熾火(おきび)ができたらおイモを投入しますが、完成のタイミングや焼け具合やら、結構むずかしい作業です。今回ヤキイモ担当デビューしたNさんが張り切ってチャレンジしてくれました。

豚汁作りもベテランのNさんと初めてのSさんが協力して担当してくれました。

ヤキイモも参加者が持参してくれたいろんな種類の野菜が入った豚汁もとてもおいしく完成しました。


自然の中で、大勢でいただく食事は本当においしいものです。

いつもの、ちょっと難しい「森のクイズ」にも答えていただき、「森の博士」が5人誕生しました

地域の皆様と一緒に森を楽しむことができ、育成会一同うれしく思っています。

どうぞ、またいらしてくださいね。