5月後半に予定していた今年度最初の自然環境学習は、3回も雨で順延になりました。
そこで、6月20日(水)、この日も雨でしたが“創造の森ってどんなところ?”という子ども達の期待に応えて、
ゲストティーチャーとして話をする事になりました。
視聴覚教室に集まった子ども達に、中尾理事長が創造の森の写真を見せながら、説明しました。
・ なぜ、森は必要なのか?
・ 育成会の人達はどのような仕事をしているのか
90名近い児童の中で、創造の森に行った事のある人はほんの数名です。
ほとんどの子は、まさに ゛想像の森゛でしたが、理事長のお話を聞いて、少しイメージが湧いてその分期待も膨らんだようでした。
今回は雨のおかげで、このような現地へ行く前の予備知識をお話できたのは、とても良い試みだったと思います。
何度もの雨にもあきらめなかった先生方の熱意に、心から感謝いたします。
6月25日(月) 晴れ
待ちに待った創造の森探検の日が来ました。
30度近い暑さの中、元気におまつり広場から展望台。杉林そしてヒノキ林へと行きました。
ヒノキ林では、先日ゲストティーチャーで中尾理事長からお話のあった、育成会が手入れしている場所と何も手を入れていない場所の違いを先生が話され、実際に見て実感できたようでした。
汗だくになりながらも、落ちている毬栗を拾ったり、ウラジロを採ったりして、とても楽しそうでした。
何人かの子が、「ガンピの木はどれですか?」と質問してくれたのには、驚きと感動しました。
自然に触れて興奮気味の子ども達は、何を感じ取ってくれたのでしょうか?
次回の夏の創造の森探検がとても楽しみになりました。
5日間のトライやるもいよいよ最終日を迎えました。
けがも無く元気に作業を頑張ってくれたごほうびに、今日は森で思いっきり楽しんでもらいました。
最初に、生活でも役立つロープの結び方を教えてもらい、次に実践です。
川の増水で向う岸に取り残された人を救助するという想定で、対岸同士の大きな木にロープを渡し、そのロープを伝って川を渡るというものです。
協力し合ってロープを張りますが、その時に先ほどの結び方が役に立ちます。
やっと張れたロープを一人ずつ慎重に渡ってみました。
思うように進めないロープ渡りに緊張しましたが、渡りきったら感動です。
楽しかった創造の森をあとに、午後は安心プラザで木工作に取り組みました。
板を切って自分の部屋のドア―プレイトを作ったり、
森で切った木を使っていろんな動物に挑戦しました。とてもかわいい素敵な作品ができました。
最後に、この1週間を振り返っての感想を一人一人に聞きました。
初日には、“林業とは木を切ること”くらいにしか考えていなかった子達が、
“多くの生き物にとって森林は命の源であること、人がそこに関わる事で豊かな森が育まれる”という事を自然の中で実感し感じてくれたとの感想を聞いて、育成会の会員全員5日間の疲れがスーッと消えた気がしました。
今日の気持ちを忘れずに、いつかまた機会があれば森林と向き合ってくれたら、どんなにうれしいでしょうか。
昨日の雨から一転、快晴でした。
朝のうちはまだ草木も雨に濡れて歩くと靴が濡れたり、落ち葉で滑ったりしましたが、作業が終わるころには、乾燥して気持ちの良い日でした。
今日は、作業実習の最終日です。7区の「中通り」から、北に向かった「尾根筋通り」まで残りの約10m位の伐採を行いついにガンピ畑前まで見通せるほどの「ショート・カット」が完成しました。
昼からは学校の先生も見学に来られ、生徒たちは最後の気力を振り絞って(?) 樹を伐っていました。
それにしても生徒たちはわずか3日間で伐採作業にも慣れて、安全にも十分注意し、更にみんなで協力して最後まで頑張ってくれました。
明るくなった森を見て「森は管理が必要」そして「管理をすればその恵みを与えてくれる」ことが実感できたと思います。
作業の前に話していた「笑顔で作業を終えよう」(=何の事故もなく作業を終える)との目標も達成できたことは育成会全員一番うれしく思っています。
生徒たちが「ナシオン創造の森」での伐採体験を思い出して、自然を大切にする心が芽生えてくれれば嬉しさもさらに倍増します。
塩中2年8名の皆さん本当に有難う (トライやるあと1日残っていますが、頑張って!)
本日は雨。一日中室内での活動になりました。
午前中は、葉の特徴から樹木の名前を探し当てる方法を学びました。
葉身、葉柄、鋸歯、互生、羽状脈、側脈・・・たぶん初めて耳にするような言葉が次々出てきます。
でも、中学生たちは、しっかり話を聞いて、真面目に取り組んでいました。ヒサカキ、ヤブツバキ、クリ、コナラ、アラカシの5つのお題をクリアすることができました。
午後は木工作です。
糸ノコやドリルを使って自由に作品を作ります。育成会が道具の使い方を教えるのですが、
どの子もとても器用で、初めての糸ノコで上手にカーブを切り抜いていました。
富士山を作る子が多かったのは不思議?
今日は未完成ですが、金曜日に仕上げる予定です。
どんな作品が出来上がるか育成会も楽しみにしています。
きょうは、林内を暗くしている常緑樹、特にヒサカキを多く伐りました。
トライやるに参加するまでヒサカキの木を知りませんでしたが、きょうは、全員が覚えてくれました。
自ら進んで伐っていき、次から次に伐り進む様子は楽しそうでした。でも伐った木は片付けないといけないです。
幹と枝葉に分け、幹は120㎝の長さに伐り揃える。
太い枝から細い枝葉を伐り離す。
この作業は生徒達にとって少し辛いようでした。それを我慢して作業を終えた林内を見て薄暗かった林内に陽が入るようになり、伐った木も綺麗に整理されている。彼らなりに達成感を味わったようです。
2018年度の塩中2年生8人のトライやるWEEKが始まりました。
例年の通り1日目午前中は安心プラザで、
「森はすべての生命の源であり、森は人間の世話が必要である。そして人間の世話でその恵みをもたらしてくれること」などを学びどうして樹を伐らなければならないか理解した。
次に「樹の安全な伐り方」もテキストを参考に説明をうけた。
午後からは、実際に山に入って、まず道具の説明、装着の仕方などを教えてもらい実習場所に移動した。
育成会の人に見本を見せてもらい、実際に「樹を伐る作業」に入った。
テキストで説明を受けるのと、ノコギリ、剪定はさみを使って周りに注意を払いながら山の中で実際に作業を行うのとでは予想以上に勝手が違っていたはずです。
でもさすが「男子」だけあって、呑み込みは早く作業終わりごろには何とか「コツ」が分かってきたようです。
明日から本格的な伐倒作業に入りますが、説明を受けた「手順」「基本事項」を着実に実行して、この貴重な体験を「笑顔」で終えられる様期待したいと思います。
会員を対象に、樹の伐採時の安全に関しての講習会を開きました。
作業時の安全確保は、育成会「森を育てる部会」の最優先課題です。会員の皆さんに「体」に染み込ませて作業をしてもらえるようにしなければなりません。
当日は「森を育てる部会」作成の「山の作業安全マニュル」を土台にして、
繰り返し実体験で身に付くよう講習を行いました。
安全確保は、3点からなされるべきです。第一は、環境面での安全確保、第二は、技術面からの安全確保、第三は、人的面での安全確保です。
今回は、環境面からの安全確保は除外して、技術面と人的面からの安全確保をすることに重点を置きました。
技術面と言ってもノコギリの使い方、伐採樹の選定、伐採樹の状況把握、樹の傾き、枝、かかり木の判断、ロープのかけ方、樹の伐り方など多岐に亘ります。
次に、人的側面からの安全確保(実際にはこの点が一番重要だと思いますが)です。それは、自分自身の安全確保(足場の確保、伐倒時の逃げ場の確保など)と他人の安全確保(声掛けで他人に注意を促し、安全な場所を確保するなど)に分かれます。
慣れてくると頭では分かっていても実際の作業時には、抜け落ちて、忘れてしまうものです。
これから何度でも講習会を開き勉強するつもりです。
作業中もその場で体が即座に反応するように経験を積んでいければと思います。
前日の午後から激しい雨、風になり、昨年4月は雨で中止となっただけに、やきもきしましたが、当日は何とかイベントを開く天気でホッとしました。
おかしな格好をした古老が現れ、暗号解読から「創造の森で宝探し」は始まりました。
地図を頼りに「あ」~「お」のポイントを巡って手に入れたアイテムは「地図座標」、「樹木の整理番号」など意味不明、またポイントによっては通過するために樹木を伐採しなければなりません。
子供たちがヘルメット被り、ノコギリを持って、育成会の人たちに教えてもらいながら(多分初めての経験の)伐採を
しました。荒目のノコギリ、大きな剪定はさみだったので、小さな子供たちには、少々きつかったかもしれません。それでもお父さん、お母さんのお応援もあってすべての子供たちは課題をクリアーしました。
参加されたすべてのチームは見事に宝箱を発見できました。
宝探しゲームの後は温かいカレースープをいただきコバノミツバツツジが咲き新緑が始まった創造の森を楽しんで春のイベントを終えました。
自然豊かな森がこんなに身近にあり、それを体験して頂けたことは、森を育て、守っている育成会 会員一同にとっても、イベントを開いた甲斐があり、大変うれしい一日 (半日?) でした。またお越しいただけることをお待ちしています。