三か月振りに木を伐る作業をしました。
手始めに集合やイベントの時に利用しているお祭り広場の枯れたクリノキを伐りました。
昨年まで沢山の実をつけ、イガを付けたまま落とされた栗の実は森の動物だけでなく、人も楽しみでした。
今年の秋は森のどこかで栗の実がなっていることを願って予定の作業に入りました。
チェーンソーでヒノキ、ソヨゴ、リョウブを伐り、幹、枝、枝葉を分けて片付けます。
真夏の森の花といえばリョウブです。木の上の方に花を付けるので、傍で見ることは少ないですが、伐ったリョウブに蕾が付いていたので、観察することができました。
葉には沢山の虫の卵がありました。今、森の生き物は子育てで忙しいです。
こんな中で「ホー、ホケキョ」とウグイスの囀り・・・?
余計な詮索はしないでおこうと、鋸と剪定ばさみを使って伐った木を片付けました。
今日4月6日の「東山台桜通り」は、桜が満開です。
朝の内は肌寒かったのですが、次第に気温も上がり穏やかな絶好の日和になりました。
さて、今日は会員2人で前から気になっていた、杉林~コバノミツバツツジ通り入り口にある階段を直すことにしました。
3~4個の階段は段差が30~40cmも,あって、育成会の年寄りや女性には高すぎて苦労していたからです。
まず杉林にある太い伐採木7~8本を1.2mぐらいに切って運びます。
それを階段の横木にして、段差を石や土で埋め均します。
最後に年寄り2人で上り下りして試しました。期せずして2人が発した言葉は、「あ~あ~楽だな~」でした。一段が15~20cm程度でこれなら重いチェーンソーや道具類を持って上っても一気に上まで行けそうです。
小学生でも問題なく行けるでしょう。
一度試してください。以前の段差のある階段を知っている人は、今日の2人の言葉を実感できるでしょう。
帰りは再び「桜通り」の桜を愛でながら帰路についた「年寄り」2人でした。
ひんやりした気持ちの良い朝を迎えたきょうは、久しぶりに山の作業でした。
お正月の飾りに使われるウラジロが創造の森には沢山育っています。一部のウラジロは背丈ほどにも伸び、皆さんがご存じのウラジロとは様相が違います。
ウラジロが枯れた上に新しいウラジロが乗っかって、層をなしたように積み上げられて人の背丈までになっています。
こうなると、ウラジロの下には何も育たなくなっています。そこで、ウラジロを刈ることにしました。
鎌で刈っていきます。青々としたウラジロの下は枯れたウラジロの葉が細かくなって埃のように舞い上がります。
私の横で(間隔はあいている)サクサクと鎌で伐る良い音がしている。私はバシバシ。何でこんなに違うのだろうと本人に聞くと、子供の頃から山で草を刈っていたから鎌の扱い方は体が覚えているとのこと。
とても羨ましく、サクサクと伐りたくて真似をするが上手くいかない。
そうこうしているうちに2時間近く伐って、今日の作業を終えることにした。
刈った後に、風、動物などによって運ばれてきた種が定着しますよう願っています。
疲れたけれど、体は軽く満開のコバノミツバツツジを愛でながら山を下りました。
“生き物の冬の過ごし方”
東山台小学校3年生に、春夏秋冬1年を通じて創造の森での季節の変化を感じてもらう自然学習の、最後の“冬の探検”が、寒さの少し和らいだ1月29日に実施されました。
お父さんを含む30数名の保護者の方と一緒に創造の森に入ると、すっかり葉っぱを落とし見通しのよくなった森には小鳥がさえずり、みんなを迎えているようでした。
前日の雨で少し湿った丸太橋を恐々渡り、ヒノキ林に到着です。
木漏れ日の入る広い斜面で、虫を探す注意点を聞いた後は、班ごとにスコップと袋を持って朽木の下や腐葉土の中の土をふるいにかけたり、またヒノキの木肌をめくったりして冬眠中の虫の卵や幼虫を探しました。
虫探しも一段落して、さあお待ちかねの“おにぎりタイム”です。好きな所にシートを広げておいしそうにおにぎりをほおばっていました。
手に手に虫の入った袋を持って、おまつり広場へと戻りました。各クラスのテーブルの上では見つけた虫をみんなで観察したり、触ってみたりして子供たちの歓声が上がっていました。
ヒメヤスデ・オオミミズ・キマワリ・ヤマゴキブリ等の他、育成会の会員も見た事の無い、背中に白いハートのマークのあるエサキモンツキノカメムシを見つけた子がいたので、全員に見てもらいました。
そして最後に、理事長の中尾さんからは1年間の創造の森探検の総評と、なぜ自然の森が大切なのかというお話があり、春に初めて来た時に聞いた表情とは違い、しっかりうなずいてくれていたように思いうれしくなりました。
3年生での授業はこれで最後ですが、今日の気持ちを忘れずに、機会があれば自然に関わってほしいなと育成会一同楽しみに思いました。