「やきいも作り&木こりに挑戦」を多くのご応募をいただき開催しました。
今回は「やきいも作り」と「木こりに挑戦」とネーミングされた里山整備体験を実施し、参加者は事前に申し込んだプログラムに挑戦しました。
10月24日(土)は久しぶりの山の定例活動でした。
暑くも、寒くもなく山の活動には良い季節がようやく来ました。
今日は7区(交付金の対象区)の除伐です。会員は林床に広がる「コシダ」刈りと、樹の伐採に分かれ作業しました。
その中で、今日紹介するのは、径28cmの「ヤマモモ」の伐採です。
先ず、樹齢30年以上と思われる二又で、枝・葉が張って大きく影を作っている「ヤマモモ」を選択します。
次に伐倒方向の「かかり木」(伐倒した樹が他の樹に掛かって途中で止ってしまう事)になるような周りの樹を整理します。
1年間に4回、“創造の森で生き物や植物に直接触れて季節ごとの自然の変化を感じてもらいたい”と始まった環境学習ですが、今年はコロナウイルスの影響で5月に予定していた“第1回自然学習(春)は残念ながら中止となりました。
コロナ感染が少し落ち着いた9月になって、やっと自然学習が実施できることになりました。
今の3年生にとっては初めての創造の森なので、現地へ行く前にオリエンテーションとして、9月30日(水)に体育館で中尾理事長から3年生全員にスライドを見ながら、“創造の森ってどんなところ?”と、わかりやすく説明をしました。
雨が続き、19日振りに作業をしました。
今日は、500本ほど育っているガンピ植栽地の手入れをしました。
ガンピは和紙の原料として利用するため、樹皮に傷がつかないように、刺を持っている植物や蔦植物を取り除きます。
ニガイチゴ、イヌザンショウ、ヤマイバラ、サルトリイバラ、ナツツタ、ヘクゾカズラ、ススキなどがありました。どれも開けた日当たりの良い所に生育する植物で、ガンピを植えた初期段階の植生です。
ガンピと一緒にコバノミツバツツジ、リョウブ、エゴノキ、コツクバネウツギなども育っています。ガンピと同じまだ背丈が2mほどです。
これらの木が大きく育つと日蔭ができ、初期段階の植物は少なくなり、本来、ガンピを山で見られるのと同じような自然状態で育つように手入れをしています。