育成会では昨年秋に引き続いて、ガンピの専門家・今井三千穂先生によるガンピの勉強会を開催しました。
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ガンピは地元伝統産業・名塩和紙の原料です。名塩の人たちが里山を大切に世話していた頃は、ナシオン創造の森にもたくさん生えていたそうです。
東山台の開発が始まった後は、森は荒れ放題となって、ガンピが姿を消しました。しかし育成会が森の再生活動を始めると、森が明るくなって、ガンピが再び生え出してきたのです。
育成会では、地元のガンピで名塩和紙を再び製造できるように、ナシオン創造の森でガンピを育てる試みを始めています。
今春発芽したガンピの苗→
ガンピは種子の発芽率がとても低いため、人工栽培が困難だと言われていました。昨年の勉強会では、種子を効率よく発芽させる裏ワザを伝授していただき、そのおかげで80%以上の発芽率を実現できました。今回の勉強会では10cm位に育っている300本ほどの苗を森の中に植え付ける方法、生育に適した土壌、肥料などについて詳しく教えていただきました。
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育成会の中尾さんがこれまでの経過を説明
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先生のお話はとても楽しい
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森の中のガンピ畑予定地を見ていただいたところ、土壌、地形などは合格点。
整備に関してはもっと木を伐って明るくする必要があるとアドバイスを受けました。
数年後にはガンピ畑を完成させ、ガンピ樹皮の供給拠点を作りたいと計画しています。
ナシオン創造の森のガンピには、フランスワインのように、【原産地証明】付きで製紙家に使っていただこうと、大きな《夢》を抱いています。
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