東山台小学校3年生自然学習 ”冬の探検”

2月17日、今年度最後の創造の森での学習が実施されました。今回のテーマは「生き物の冬の過ごし方」です。

前の週に会員の皆さんで下見に行った時はあまり虫が見つからず、しかも2,3日前からの寒波でとても寒い朝となり、少し不安でした。

今回も保護者の方に参加を呼びかけたところ、お父さんを含む38名の申込みがあり、子ども達の列にお母さん方も入っていただき、元気に出発です。

子ども達の第一声が、「わー!前と景色が全然ちがう!」。でした。秋には色とりどり葉をつけた木々で豊かだった森も、木々は葉を落し今はひっそりとしています。

冬の虫探しの注意点を聞いたあと、いよいよスギ林での虫探しスタートです。

各クラスでシートを広げてその上で土や腐葉土をふるいにかけて、卵や幼虫を探します。私達の心配などよそに、子ども達の好奇心・着眼点は素晴らしく、じっと冬眠している虫たちを次々と見つけてきます。


 

お父さんが冬眠中の赤ガエルを捕まえてこられると、子ども達に歓声が上がりました。

ヤスデ・コブハサミムシ・キマワリ・・・等、シャーレの中は見つけた虫でいっぱいになりました。アッという間に時間は過ぎて、動かした石や土を元に戻しておまつり広場に移動しました。

 

そこでは、顕微鏡で虫や卵を見てまたまた歓声です。

冬芽やヤブツバキのつぼみをカッターで切って断面を顕微鏡で見ると、何枚も葉を重ねた中に新芽や花がじっと春を待っている様子がはっきりと見られました。

いつもは静かな森が、今日だけは子ども達のエネルギーに揺れているようです。

春5月に始まったこの自然学習も、それぞれの季節を肌と足でしっかり感じ取ってくれたのではないでしょうか。

3年生での自然学習は今回が最後なので、今回見つけた卵や幼虫が成虫となって創造の森で飛び回るのを見せてあげられないのがとても残念ですが、創造の森はみなさんのすぐ近くにあります。イベント等の機会があれば、是非森の虫達や木々に会いに来てほしいと思います。