「ナラ枯れ防除」のシートを張りました 4/1

昨日、棚田で伐採した、ナナミノキの枝葉の整理をした後、

「コナラ」に穿入した「カシノナガキクイムシ」(=カシナガ) の成虫が5~6月ごろ飛び出して、他の健全なコナラに再度穿入しないように、成虫の飛び出しを防ぐため、コナラに網目0.2mmのシートを張り付けました。育成会では初めての経験です。

 

一昨年9月に西宮市が調査した時の写真2枚です。

 

樹にカシノナガキクイムシが穿入した穴、虫が樹木を食った木屑と排泄物が混じった白い粉=「フラス」が樹の根元にたまっているのが分かります。

これがナラ枯れ被害の状況です。被害に合うと8月の夏にかかわらず葉は茶色に変色して、外から一目で分かります

昨日、処置をしたコナラはこちらです。まず、ロープを幹に巻きつけます。

シートを巻きつけ、タッカーで留めます

こんな具合になりました。もう少し上の方までシートを追加する予定です。

なお、シートを張るのはまだ被害を受けていない健全木に成虫の穿入予防のために行う場合もあります。

(次は、幸いにまだ被害を受けていない、育成会の「ご神木」=アベマキ、にも被害予防のため張りつける予定です)