定例活動 2025.5.10

曇天のもと、15人が参加しました。3班に分かれて3か所で作業をしました。森の入口から棚田入口までのドンジリ川の土手に生えてくるオオキンケイギクの抜き取り、5/25にベンチ造りをする棚田の整備、そして馬搬で丸太を運び出すヒノキ林の整備です。

 

ドンジリ川土手班は、オオキンケイギクの駆除を行いました。オオキンケイギクは咲くと綺麗で見事ですが、生態系などに重大な被害を及ぼす生物として「特定外来生物」に指定されています。育成会では毎年GW後に咲き誇る花を駆除していますが、今年はまだ全て蕾の状態、他の花の咲いていないブタナやハルジオンと区別しながら探すのに苦労しました。毎年丁寧に根から抜き取りそれを続けてきた成果か、今年は随分数が減ったようです。作業時間もかなり短縮でき、他の班の手伝いに回ることができました。

 

 棚田班は、馬の風ちゃんが歩きやすいよう、2段の棚田で、飛び出た枝、イバラやツル植物を取り除き、石ころも脇によけ、なだらかな昇降口を整えました。馬が通れる道は車椅子も通りやすくなりそうです。森を楽しめる人々が増えるかも、という期待の言葉も出ていました。

  

ヒノキ林班は、男性会員がヒノキ林で作業しました。一つは、以前伐った切り株が高くて馬が通る時に危ないので、さらに切り詰めました。簡単に済むと思っていましたが、チェーンソーの形の関係で、チエーンソーの刃にあたらないよう、株の周りの土を掘り返す必要があり、また伐る体の姿勢も普段とはちがって低く構えねばならず、予想以上に時間がかかりました。

 

その後、乾燥小屋で、5/25(日)に開催予定の「伐採&馬搬体験@創造の森」でヒノキのベンチの台にする丸太にVの字に切り込みを入れる作業をしました。

ふだんとは違う体勢と作業内容で、チェーンソーがこれほど疲れる経験は初めてでしたが、安全に完了し「終わり良し」でした。

 

 また、手の空いた会員で、イベント時に貸し出して使う装具や道具類の確認、清掃、保管を行いました。

  

作業が終わった頃、小雨が降り出しましたが、15人の参加と協力で予定していた作業をすべて終えられました。イベントはスムーズに開催できるでしょう。