2013年に「和紙の材料ガンピを創造の森で育てよう」と夢を持ち、
そして、きょうは創造の森にガンピを植え、夢が現実に一歩近づきました。
2014年秋に創造の森と高座山からガンピの種を採取し、
2015年4月2日に播種、5月4日に初めての発芽が確認されてから約1か月間に次から次と小さなガンピが誕生してきました。
それから236本の苗が2016年、2017年とポットの中で順調に育ち、樹高約30㎝になりました。
整備地へ植えてからは、水やりはできないので、最後の水を充分与えて運びました。
植える穴の大きさは約20㎝に深さ約20㎝。ツルハシ、バチ鍬、シャベルを使って掘りました。
ここに周りにある腐葉土を入れて苗を置いていきます。
森の一員として育つことを願って丁寧に土をかけました。一本づつ植えた苗は森の中ではとても小さくてわかりにくく支柱を立て目印としました。
これらのガンピが和紙の材料として使えるには、発芽してから約10年と言われています。
ひょっとして、もう少し早く使えるかも?と思いながら、これからの生育が楽しみです。
育成会設立当初からの大きな目標は木を伐って森を明るくすることです。
このようなことが、ガンピの生育に適した環境であることが育成会の調査結果から確認されています。
ガンピを育てることで、森の多様性も維持できる里山利用が、本来あるべき里山の姿に近づいてきたと思っています。
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成子哲郎 (月曜日, 01 5月 2017 23:46)
まじめに取り組まれていますねえ,これからが楽しみです。
理事長 中尾利子 (火曜日, 02 5月 2017 09:57)
昨日は、突然のお電話にもかかわらず、詳しくガンピについてお話しいただきありがとうございました。
ビジネス感覚がまったくない私どもですが、森林整備が地域に役立てることができればと、ガンピ栽培を始めました。
9月には今井先生からご指導いただこうと思っております。7月15日頃には日程など決まりますので、
成子さまにもお知らせさせていただきたく存じます。ご都合よろしければぜひお越しください。
よろしくお願いいたします。
山田洋三 (土曜日, 06 5月 2017 21:15)
こんばんは「西宮自然保護協会」会長の山田洋三です。いつも理事長の中尾様はじめ育成会の皆様に
大変を世話になっています。素敵なhPを見せていただく機会をあるのですがこのたび初めてメールを送らせていかだきます。「東山台自然だより」を月はじめに「花散歩」を5日に1回のペースで発行し中尾様・米沢様・鈴木様に送信させていただいています。5月15日に「花散歩」no48号『幹』の前文の写真に4月23日に3丁目の高台から「創造の森の若葉」の写真を中尾理事長に了解を得て、使用させていただきます。樹木111種の落葉樹(67%)・常緑樹(33%)の割合も掲載いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
中尾利子 (日曜日, 07 5月 2017 11:01)
山田先生、コメントをいただきありがとうございました。
「創造の森」も西宮市の自然として保護協会のホームページに掲載していただきありがとうございました。
「自然」として取り上げるにはあまりにも大きなスケールの中でわかりやすく、身近な自然から紹介していただき、
多くのことを学させていただいております。これからもよろしくお願いいたします。