やきいも大会 12/14

 

初冬の創造の森の棚田に29名の地域の方と育成会11名が集まって恒例のやきいも大会の始まりです。

寒さはそれほど厳しくなく、まずまずのお天気です。

さっそく、4つのプログラムに分かれていただきました。

1.創造の森散策

2.森林整備体験

3.木工クラフト

4.やきいも作り、飯ごう炊さん

 

参加の皆さんがどのプログラムを希望されるか、育成会はドキドキしながら成り行きを見守っているのですが、今年は「森林整備体験」が多い!!

これは嬉しい驚きでした。

さっそくグループに分かれて活動開始です。

 

「創造の森散策」

大人2名、中学生2名、6歳児1名でゆっくり歩きながら創造の森の半分ほどを散策しました。

イヌガシ、クロモジの香りを嗅ぐことでクスノキ科の仲間だと納得。

赤い実、紫の実、五角形の模様の袋を開けると、あららら・・・。

小さい種がこぼれ落ちた。これらの種子が鳥や風で森のあちこちに運ばれ、住みよい所で根付く。

これから寒い冬になるというのに成虫になったウスタビガ。育った繭に卵を産み付けて今どうしているのかしら。

枯れた松に穴をあけたアオゲラは、ここで子育てをして森のどこかで親子が暮らしている。

和紙の原料になるガンピを植えてあるのを見ながら、森の一番高い所まで行きました。

いろいろ木があり、そこで様々な生き物が暮らしているのをほんの少しだけどゆっくり歩きながら観察し、森の生き物のことに思いを巡らしました。

「森林整備体験」

子どもさんが、たくさん参加してくれました。ぶかぶかのヘルメットをかぶって大人用のノコを持って、木の伐採にチャレンジです。

短い時間でしたが、気持ちの良い森作りに関わった感想はどうだったでしょうか?


 

「木工クラフト」

この日を待つかのように、真っ黄色に紅葉した紅葉の木の下で、工作をしました。

今回は、①クリスマスリース ②ミニツリー ③木のネズミなどから好きな物を選んで作ってもらいました。

大人に混ざって小さな子ども達も参加して、準備した材料を使って思い思いに飾っていきました。材料はほとんどが、創造の森で作業した時に手に入れた物です。

1人でいくつも作って満足気な子や、お母さんの中には売り物になると思うくらい素敵な作品ができました。

風で枯れ葉が舞う中に子ども達の明るくはしゃぐ声が響き渡っていました。


「やきいも作りと飯ごう炊さん」に2家族4名が挑戦して頂きました。

飯ごうにお米と水を入れマッチで新聞紙に火をつけ、小枝が燃えて火が大きくなり飯ごうから湯気が出だしたときに聴診器でお米が炊けていくボコボコという音を聞きました。

うっすらとお焦げがある美味しいご飯が炊けました(ちょっとかためだったかな?)。

野外で食べたできたてのやきいもとおにぎりの味は格別でした。


 

 

参加の皆さんは、きっといろいろな方向から森の楽しさに気づいていただけたことと思います。

またの機会には、ぜひ違うプログラムにもチャレンジしてみてください。

育成会のメンバーも、たくさんの方々と一緒に森で過ごすことを

心から楽しみにしています。

 

どうもありがとうございました。

良いお年をお迎えください。