やきいも大会 2023.12.9

 育成会がやきいも大会を始めたのは2008年12月20日からで、今年で15回目になります。

今日のやきいも大会にご参加いただいた皆様に2010年からと申し上げましたが間違いでした。この場をお借りして訂正いたします。申し訳ございません。 

 木々も色付き落ち葉が沢山落ちてやきいも日和の中、11組25名の方に焼き芋と豚汁ができるまでの間、用意したプログラムの中から各自希望の所へご参加いただきました。

 ナシオン創造の森にはお祭り広場と呼んでいるイベントなど多くの人が集う所があります。

今日もこの広場に半切りのドラム缶を利用したかまどを4ツ並べて、3ツは芋を焼き、1ツは豚汁を作ります。                                                                   

芋は育成会が用意し、豚汁材料の味噌と豚肉以外の材料は全員が切った野菜を持ってきました。

森林整備から伐った木を薪に使って熾火を作り、そこに周りから集めてきた落ち葉を入れて芋を焼き、豚汁は柴を使って炊きました。

 そんなプログラムの様子をご紹介します。

「森林インストラクターと歩く創造の森」には10名の方が参加されました。

 フィールドビンゴカードを使い、五感を使って森のいろいろな物を発見してもらいました。ふわふわのヤブムラサキの葉っぱ、クロモジの香り、トゲが痛いタラノキ、フユイチゴの甘い味、鳥のさえずり、ぐるぐる巻きのウラジロの新芽などです。そしてヒノキ林では名塩和紙の原料のガンピの皮剥ぎもみんなでやってみました。引っ張り合いをしても絶対に切れない強い繊維を体感してみんなビックリ。あっという間の楽しい散策でした。

「木工作とリース作り」では、今日を待っていたかのように赤や黄に色づいたモミジの木の下で、クリスマスリースとミニツリーを作りました。お父さんを含む13名が参加して、用意した材料を使って自分の好きな飾りをしていきます。

杉の葉っぱを巻いてそこに飾りを付けた作品は、個性があってどれもとても素敵です。きっと楽しいクリスマスになるでしょうね。



「ポイント巡りハイキング」は3名の方が参加され、森の中に予め設置しておいた5つのポイントを、地図と方位磁石を使って、自由に歩いていただきました。

森の中は園路が分かりにくくなっている場所もあるのですが、心配無用でした。ポイントごとに置いてあるシールも忘れずにゲットされたでしょうか。

  良いころ合いに全員がお祭り広場に集まり、美味しく焼きあがった芋に熱々の豚汁をいただき、食べ終わった後も子供達は森で楽しんでいました。和やかに育成会も共に楽しませていただいた一日でした。

 

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東山台小3年自然学習”秋色パレット” 2023.11.29

 冬晴れの11月29日(水)、第3回目の自然学習は“秋色パレット”(葉の色から秋の森を観察する)というテーマで実施しました。

 お父さんを含む8名の保護者と一緒に、創造の森へと出発です。森に入ると、6月に来た時とは森の色がすっかり変わり、赤や黄色に染まった木々の紅葉が今を盛りにと、みんなを迎えてくれました。

 おまつり広場で注意を聞いた後、全員が思い思いに落ち葉を集めます。クヌギやコナラの茶色の落ち葉だけでなく、綺麗な色のカキの葉や少し紅葉し始めたモミジなどいっぱい集めて、それぞれ自分の画用紙に貼っていきます。無造作に貼っていく子や、まるで絵を描くように模様を作って貼る子等、個性的な作品ができました。

 作品を見ながら、葉の色の違いや気付いた事を聞く質問タイムには、中尾さんが分かり易く楽しく答えてくださり、

葉の色が緑色から赤、黄、茶色になぜ変わるのか「葉っぱのコックさん」のお話をきき、それを聞く子供達の目が輝いていたように思えました。

 

 最後に、全員で展望台の近くの斜面に行って、今“冬イチゴ”の実がたくさんできているのを見にいきました。少し甘酸っぱくて美味しい実をみんなに食べてもらいたかったけれど、そんなに沢山は無いので、代表で先生と保護者の方に味わってもらいました。

もうすぐ冬でも、森の中には食べられる物があるんですね。

 

秋晴れの一日、赤や黄に紅葉した創造の森をみんな楽しんでくれたことでしょう。

 

いよいよ次は、最後の“冬の創造の森探検”です。また、姿を変えた森がみんなを待っていることでしょう。


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船坂マルシェ&ふれあい広場 2023.11.12

 

今月2回目のイベント出店です。

船坂マルシェ2023。西宮市北部の船坂里山小学校で、地域の収穫際として開催されました。

ナシオン創造の森育成会は先週に引き続き「丸太伐り&お絵描き」で出店しました。「にしのみや環境まちづくりフェスタで体験した丸太切りが楽しかったので、ここにも来ました!」という親子連れ。「去年楽しかったから今年も来たよ!」という小学生グループ。リピーターさんのご来店はとても嬉しい!!

この日のために、1週間前にスギの木を1本切り倒して運んで来ました。

あいにくの曇り空でしたが、なんと100人くらいの子どもたちが丸太切りを体験してかわいいプレートを作りました。

木工作品も笛が完売。竹とんぼも人気で大繁盛でした。

グラウンドでは採れたて野菜、炭火で焼く焼き芋、手打ちそば、おでんやポップコーンなどのお店が並び、育成会も交代で買い物を楽しみました。


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にしのみや環境まちづくりフェスタ 2023.11.4

西宮市環境学習都市宣言20周年記念事業

にしのみや環境まちづくりフェスタ

「未来への一歩、今日から」が開催されました。

市民、事業者、行政がブースを出して環境について紹介しました。

 

育成会は山から伐りだした木を使って「丸太伐り&お絵描き」と木工品の販売をしました。汗をかきながら、一生懸命に木を伐った後のお絵描きは子たちの個性がでて面白かったです。

こうした体験を通して、北部で木を伐るボランティアがあることを少しは知っていただけたかな?

大変な盛況で他のブースを見る間がなかったのが残念でした。

お店にお越しいただきました皆様、ありがとうございました。

今度はナシオン創造の森へもお越しください。お待ちしています。


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続 生物多様性講演会 2023.10.28

 

 2017年に生物多様性の講演を「人と自然の博物館」の橋本佳延先生に

していただき、6年振りに改めて生物多様性のことを学び、それをどのように繋げていけば良いのか、一般参加者と共に学びました。 

 

午前中は先生からの「楽しみながら生物多様性を守るために知っておきたいこと」の講義を受け、時代とともに里山の求める価値は変化し、現在の人が里山に関わる理由の一つに環境の生物多様性があげられ、生物多様性について詳しく教えていただきました。

 

そして生物多様性が豊かな里山と長くつきあうには、活動の中で「自然、人、社会、安全」の4ツの要素を上手に整えることが大切であり、楽しく、長く続けるためにはこれらのバランスが重要であること。何より様々な団体に協力を求めることも必要であり、専門家の意見も聞くことが大切であることを学びました。

午後からは4ツのグループに分け、森に入って昼食をいただきながら自己紹介をし、少し打ち解けた所で森を散策しながら、複雑な地形を成す「ナシオン創造の森」の植生について先生から説明を受けました。

ギャップが出来ている所ではウラジロが繁茂し次世代の植物が育たない。林の層が高、中、低とあることで雨水がそれぞれの高さで受け止められて一気に流れないことなど。

尾根に近いなだらかな所では、種から育成したガンピが500本ほど育っており、その事について育成会から説明をしました。

実際にガンピの樹皮を剥がし、手では切れないこと、樹皮の内側は絹のように白く、これが和紙の原料になることを見ていただきました。


こうしているうちに下へ降りる時間になりお祭り広場に戻って、

班ごとに、見ていただいた森の事、これからのナシオン創造の森について話し合い、参加していただいた方々に、講演会の感想などをお聞きしました。 

皆さん方からはとても暖かい様々な感想をいただき、普段の整備からのご褒美をいただいたと、感謝の気持ちで一杯です。

先生の講義はとても分かりやすく、これからの活動に役立てていきます。

 

皆様、本当にありがとうございました。

また、お目にかかれることを願っています。



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