東山台小学校3年生自然体験学習 11/12

 東山台のあちこちにも秋色の気配が濃くなってきた11月12日、今年度3回目の創造の森での自然学習が実施されました。今回のテーマは「秋の色さがし」で、10色の色見本ののったカラーシートと同じ色を森の中で見つけようというものです。


 前回より多い28名の保護者の方の参加があり、子ども達の列に入っていただき一緒に創造の森へと出発しました。

 前の晩に降った雨で枯れ葉や丸太橋が濡れて滑りやすくなっていたので「ゆっくり、気をつけてね。」と声をかけると、キャーキャー言いながらも楽しそうでした。

 ヒノキ林に到着後、班ごとにカラーシートを持って色さがしのスタートです。赤・緑・黄は比較的見つけやすいのですが、難しいのは白色です。みんなで探し回っていてみつけたのが、朽ちた倒木にぎっしり並んで生えていた真っ白な“カワラタケ”でした。

また、柿の木のように一本の木に赤や黄、緑などカラフルな葉っぱを持つものもあり、どの子も袋がいっぱいになっていました。


 ヒノキ林から再び丸太の橋を渡り展望台へと移動して、いよいよお楽しみのおにぎりタイムです。各班ごとにシートを広げ、美味しそうなおにぎりをほおばります。お母さんににぎってもらったしゃけ入りおにぎり、中にから揚げの入った豪華なおにぎり、朝から自分で作ったという子も何人かいました。

食べている途中にシートの下から毛虫が這い出してきて、一瞬大騒ぎになりましたが、自然の中だからこそのハプニングでいい思い出になったのではないでしょうか。

 あっという間に時間になり、展望台からの小学校や東山台の景色を後に、一路学校へと戻ります。

創造の森の入口あたりに生えているアキグミには、今美味しそうに真っ赤になった実がぎっしりついていて、「食べたら美味しいよ。」と教えてあげると、みんなつまんで食べてみていました。グミ独特の少し苦味はありますが、よく熟していてとても甘くなっていました。中には、お母さんにおみやげにすると言って、袋にたくさん採っている子もいました。

 今回は秋の創造の森を探検しました。いよいよ次は最後の冬の森です。植物も虫たちも冬ごもりしている様子を、楽しみに見に行きたいと思います。