名塩地区の伝統文化「名塩和紙」の魅力を五感で味わうイベントを開催しました!
例年の植物観察に加え、今年は「花の咲く時期を迎えたガンピ」にスポットを当てた特別なプログラム構成でした。
【午前:創造の森でガンピを学ぶ】
まず、名塩紙技術保存会理事の八木米太朗氏より、名塩和紙の歴史や特徴についてお話を伺いました。その後、栽培が非常に難しいとされるガンピを育成会がおよそ12年かけて育ててきた植栽地「ガンピの林」へ移動。スタッフの説明にも自然と熱が入りました。数百本あるガンピ。ここ数日の暖かさで花が一気に開き、あちこちで小さな淡い黄色の花が揺れていました。花の小ささや地味さに少し驚かれた方、幹のツヤに興味を持たれた方もいらっしゃいました。
八木氏が目の前でガンピの皮を剥いて見せると、枝の先まで一気に剥ける長い繊維に、参加者の方々から驚きの声が上がりました。外皮と緑の皮の間のたったこれだけを紙すきに使うのか、とびっくりされたり、紙すきの際にゴミを丁寧に取る地道な作業の話を聞き、ガンピ紙が高価なのも頷ける、というつぶやきも聞かれました。
【午後:名塩和紙学習館で紙すき体験】
午後は場所を西宮市立名塩和紙学習館に移し、紙すきに挑戦!
貴重なガンピを使った和紙(一人につき1枚)と、パルプなどを混ぜた和紙、合わせて5枚を漉きました。名塩和紙学習館の実習指導員 瀬口久美子さんのレクチャーのもと、子どもから大人まで、真剣な表情で取り組まれていました。作品は乾燥後、後日郵送されます。
汗ばむほどの五月晴れの中、森の中、そして森から名塩和紙学習館へと、たくさん歩いた一日でした。
名塩和紙の伝統を未来へ繋いでいく一助になるよう、育成会一同、これからも森の園路の整備やガンピの林の手入れといった活動を頑張っていきます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
なお、この催しは(公財)ひょうご環境創造協会 生物多様性ひょうご基金(兵庫県友会 阪神支部・パシフィコ・エナジー播州メガソーラー合同会社)助成事業として、紙すき体験は紙すき推進委員会事業として実施しました。






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